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森山大道写真展

2月19日(金)から、森山大道氏の写真展が開催されます。



森山大道写真展 北海道―第2章 / 展開


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(c)DAIDO MORIYAMA

                   









1960-70 年代初頭、「アレ、ボケ、ブレ」と形容される独自の表現で、日本 写真史に大きな足跡を残した写真家・森山大道氏。1972 年に発表した「写真よさようなら」で、写真に対してひとつの決着をつけてしまった森山氏は、その後、自分の向うべき方向性を見失い、長いスランプの時代を迎えたと語っています。その後、新たな突破口を求め、1978 年の初夏から3ヶ月間、札幌市内にアパートを借り、そこを拠点として道内各地を精力的に撮影してまわりました。
  しかし、当時撮影されたカットは殆ど発表されることもなく、フィルム現像の段階で保管されたまま今日まで眠り続けていました。2007 年6 月に札幌宮の森美術館で開催された森山大道「記録/記憶」展をきっかけに、残された膨大なネガを見直し、約2,000 枚をプリント。2008 年12 月に約400 点の作品を収録した写真集「北海道」が発刊されました。
  その後、2009 年6 月から札幌宮の森美術館、夕張市美術館、アルテピアッツア美唄、札幌PARCO など道内各地を会場に異なる構成で巡る作品展「北海道-序章」が開催されてきました。
  この「北海道-序章」に続く「北海道-第2章/展開」は、写真の町・東川町文化ギャラリーを皮切りにスタートします。今回の写真展では、東川町・旭川市近郊で今冬に撮影したデジタル・カメラによる最新のカラー作品をまじえ、約200点余りが展示され、「北海道」そして 「Daido World」の魅力の核心に迫る写真展となります。是非、お楽しみください。




会 期:2010年2月19日(金)― 3月29日(月) 期間中無休
時 間:10:00~17:30(最終日3/29 のみ15:00 で終了)
会 場:東川町文化ギャラリー / 〒071-1423 北海道上川郡東川町東町1丁目19番8号
電 話:0166-82-4700 / Fax0166-82-4704
入館料:町内100 円、町外200 円(中学生以下無料、10 名以上団体割引あり)


*森山大道アーティスト・トーク ※事前申込が必要です(定員50名)
日時:3月14日(日)13:30-
会場:東川町文化ギャラリー 展示室
聞き手:長澤章生
参加費:無料(展覧会入場料は必要です)
申込み方法:2月1日(月)から受付開始 住所・氏名・連絡先をお電話FAXにてお申込みください
電話:0166‐82‐4700 FAX:0166‐82‐4704
※この事業は、厚生労働省の委託事業である「地域雇用創造推進事業」の一環として実施されます

*森山大道映像上映
会期中、東川町文化ギャラリー特設スペースにて、森山大道の魅力に迫る3作品を上映します。
<上映作品>「光と影」(2009年,60分)「北海道」(2009年,60分)「北海道・東川特別バージョン」



僕は北海道が好きだ、などどいうよりも、
僕にとって北海道はおそらく終生変わることのない〈我が愛〉なのである。
「犬の記憶」より

b0187229_1157082.jpg商業デザイナーを経て、写真家・岩宮武二や細江英公のアシスタントを務めていた森山大道が、フリーの写真家としてデビューしたのは1963年のことでした。カメラ雑誌などを中心に発表された粒子の粗いハイコントラストの表現は"アレ、ブレ、ボケ"と形容され、当時の日本の写真界に大きな衝撃をもたらします。最初期の代表作「にっぽん劇場写真帖」(68年)や、写真とは何かをラディカルなまでに追求した問題作「写真よさようなら」(72年)は、今も日本写真史に残る傑作写真集のひとつに数えられています。その森山が「写真よ...」以降に味わった「写真との肉離れ」状態から、なんとか脱け出したいと自ら計画した78年初夏の札幌滞在。そこには田本研造ら北方写真師たちによって残された道内開拓初期の膨大な記録、写真群への思いがありました。

 あたかも鋭いカミソリの刃でていねいに切り剥がしてきたかのような一枚一枚の写真は、事物が出来事が風景が、むろん人間も、その時その場所に確かにあった時間と光の一瞬を止めて、その一切が白と黒とのグラデーションに石化されてしまったかのようだった。そしてそれらの写真は無名性(アノニマス)に根ざしているがゆえに、かえって対象を見据える撮影者の個の視線がストレートに直感されてくるところがあった。旧い一連のその写真群は、写真集などを通して見たぼくに、懐かしいというよりも、むしろ新しいイメージとなって語りかけてくるものがあり、以来ぼくの内部(なか)に長く住みつくようになってしまった。 
「犬の記憶 終章」より



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 30年以上の時を経てついに公開された森山大道の北海道。大部の写真集に加え、道内各地を会場ごとに異なる構成で巡る本展は大きな話題となりました。序章に続くこの第2章では、デジタル・カメラによる最新のカラー作品もまじえ、「北海道」そして「Daido World」の魅力の核心に迫ります。

(c)DAIDO MORIYAMA
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by higashikawa_blog | 2010-02-08 13:13 | 東川町
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