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尾仲浩二氏 展覧会「海町」


東川賞受賞作家 展覧会のお知らせ。

ZEIT-FOTO SALONにて、尾仲浩二氏の展覧会が開催されます。


海町

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©Koji Onaka


以下リンクより

「海町」は90年代に僕が三陸地方を旅したときの写真です。
そびえ立つ煙突が印象的な宮古から、製鉄所と橋上市場のある釜石へ
広く明るい空にカモメが舞う陸前高田、気仙沼には古き良き時代の町並みがありました。
造船所が並ぶ石巻では山頂の神社から街を眺め、船で鯨の町鮎川へと渡り、さらに金華山へも足を伸ばしました。

2011年の大地震と津波で、そのほとんどの街並は失われてしまいました。
震災の後、何かをしなければいけないという焦燥感に襲われ
僕ができた事はかつての旅の写真をふたたび見直しプリントすることでした。
あたり前の事ですが、20数年前のフィルムに写っていたのは20数年前の町
そこにあった看板、車、犬、猫、空、そして人々
でも、それはもう僕だけの旅の思い出ではなくなってることに気付きました。
そしてどんな写真も同じ定めにあるのではないかということにも。

あれから4年、僕は未だこの海町に向かうことができないままです。

                                         尾仲浩二



<イベント>
尾仲浩二 × 石原悦郎 トークイベント

2015年4月25日 (土)  14:30 ~ 15:30 (先着30名・予約不要・立ち見席有)
会場:ツァイト・フォト・サロン (東京都中央区京橋3-5-3 京栄ビル1F)


この度、ツァイト・フォトでは「対談 ×(かける)」と題したトークイベントを開催いたします。これは主に弊廊にて展覧会を開催中のアーティストとオーナー石原悦郎による対談です。第2回は4月17日から写真展を開催する尾仲浩二と石原悦郎の対談をおこないます。
実は、尾仲は80年代終わりまで写真を撮ることが困難になった作家の一人です。当時の写真をとりまく状況を振り返ると、60年代にまで遡ります。60年代末に多くの衝撃を与えた雑誌『PROVOKE』。その中心メンバーの中平卓馬は73年に映像評論集『なぜ、植物図鑑か』(晶文社)を刊行し、それまでの自己を否定するようなストイックな批判を繰り広げ、77年には急性アルコール中毒で記憶障害に陥りました。同メンバーの森山大道もまた、72年の『写真よさようなら』(写真評論社)刊行後スランプに陥っていました。尾仲は森山の弟子のような存在でした。つまり、彼らに影響を受けた写真を志す者たちにとって、80年代とは70年代のムードを引きずったまま、先が見えない中で始まったのです。尾仲は当時のことを「『猫の写真を撮ってもいいんだ」と思うようになるのに(中略)10年くらいかかった』(飯沢耕太郎「『近代』の再検証と<私>の時代」『美術手帳』2004年4月号)と語っています。
今回の個展では、尾仲がそういった時代を乗り越えた後の90年代前半に撮影したモノクロ写真が並びます。写真集『海町 - Umimachi』(2011年、SUPER LABO)に収録された作品とそこに収録されなかった写真たちです。三陸地方の人、海、町、猫、犬が撮り収められています。 昨年の冬、石原は尾仲に「モノクロが良いんだけれど何か見せてくれないか」と頼み、一目見て「ぜひ、やろう」ということで今回の展覧会が実現しました。尾仲と石原の最初の出会いは1991年。尾仲の写真集『背高あわだち草』(蒼穹舎)の発売の時でした。つまり、今回の『海町』が撮影された頃には、時に尾仲が石原に作品を見せることもあったのです。ところが、石原は尾仲について「最初は、尾仲君の作品には僕らが待っている何かがバラバラでハッキリしなかった。しかし、年月をかけて変わってきた、尾仲君という写真家の仕事が出てきた。」と語りました。
トークショーでは、作品が年月を経て見え方を変えるとは一体どういうことなのか、作家とギャラリスト、双方の立場から語り合います。果たして作品は「良くなった」のか、それとも「見る側がようやく理解できたのか」。そして、尾仲浩二自ら『海町』に至るまでの経緯、そして今『海町』について思うことを語ってもらいます。



******************************
会期:2015年4月17日(金) - 5月30日(土)
時間:10:30 - 18:30(土 - 17:30) 
休廊:日・月・祝日
会場:ZEIT-FOTO SALON
   東京都中央区京橋3-5-3 京栄ビル1F
リンク:http://www.zeit-foto.com/exhibition/2015/onaka_koji.html
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by higashikawa_blog | 2015-04-07 12:22 | 受賞作家関連
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