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畠山直哉氏 映画「未来をなぞる 写真家 畠山直哉」


東川賞受賞作家 映画のお知らせ。

7月下旬より渋谷イメージフォーラムにて、畠山直哉氏の映画が公開されます。


未来をなぞる 写真家 畠山直哉

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以下リンクより

 今や日本を代表する写真家であり、その写真は現代美術の領域でも評価され,国内外で活躍する畠山直哉(1957〜)は、2011年3月11日の東日本大震災の当事者の一人です。だがこの「当事者」という言葉ほど、震災後の彼を苦しめてきたものはありません。震災という巨大な自然・社会現象は、長年現代美術の場で作家活動を続けて来た畠山氏の写真作品にどのような変化をもたらしたのか。大震災や大きな社会的問題が生じたとき、現社会と現代美術との関係性をのなかで、いったい作家として、そして一人の人間として出来ることは何なのであろうかを映画作品の中で問いかけています。

 畠山氏は、90年代後半から精力的に作品を創作し続けてきました。主に風景写真をモチーフに「都市と自然」をテーマに据えて、人間の暮らす世界の成り立ちをカラーの大判写真で鮮明に示し、時にはおぞましい風景さえも卓越した写真術で畠山流の美の世界に昇華させてきました。また自らの実践を論理的に考察する姿勢を貫き、日本の写真界の中でも独自のスタイルを確立してきたと言えます。

 2011年3月に起きた東日本大震災は、岩手県陸前高田市出身の畠山にとって非常に辛い経験となりました。畠山は東京に自宅があるので難を逃れましたが、地震が引き起こした津波によって実家が流され、母親までも亡くしたことは、彼にとって3.11以前と以後の世界では決定的な境界線が引かれることになりました。畠山はそれまで発表することが無かった陸前高田市気仙町の風景写真を自分の作品として公表することを決めました。それらの写真は彼の暗室作業所の片隅でひっそりと眠り続けてきたもので、写真が入った箱のラベルには「Un petit coin du monde=世界の小さな一角で」と書かれています。2000年頃から自らの活動を省察するかの如く撮影されてきた陸前高田の風景写真は、世界中を旅し撮影してきた畠山の秘かな試みでした。

 2012年9月に写真集「気仙川」(河出書房新社)を刊行。「気仙川」は震災以前と以後の陸前高田の写真に加えて畠山の書いた文章を読み進めていく構成で、その文章は極限状態の中にいた彼がその時にどんなことを考えて、どう行動したか、震災直後から1週間の様子が克明に記され、彼の生々しいドキュメントが報告されています。

 この映画では今でも月に一度は故郷に戻り、震災後の陸前高田を写真に撮り続ける畠山に焦点を当て、震災以前と以後、都市と田舎、芸術と非芸術等の対立する諸問題の中間に立ち、考え続ける畠山に密着し、畠山の眼差しの在り処を映画作品として完成させました。




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公開:2015年7月下旬より
場所:渋谷イメージフォーラム
リンク:http://www.mirai-nazoru.com/
    http://www.imageforum.co.jp/theatre/
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by higashikawa_blog | 2015-07-04 11:58 | 受賞作家関連
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