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宇井眞紀子氏 展覧会「アイヌ、現代の肖像」


東川賞受賞作家 展覧会のお知らせ。

グランビスタギャラリー サッポロにて、宇井眞紀子氏の展覧会が開催されます。


アイヌ、現代の肖像

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以下リンクより

1992年の夏、「ダムを造ることは、母なる大地の血管を塞ぎ、養分を運ぶ血流を止めること」「自然を保護するなんて大それたこと、だって人間は自然の中で生かされているのだから」という文章に出会いました。豊かな自然とアイヌの聖地を伝えていきたいと訴えるそのアイヌ女性に会いたくて、北海道・平取町二風谷を訪ねました。
 その女性、アシリレラさんは、実子の他、たくさんの子どもたちを里子や養子として育てるビッグママ。そこでは、全国から老若男女が集い、アイヌ民族の考え方や文化を大切にしながら、共同生活を送っていました。「祈り」があり「感謝」があるアシリレラ・ファミリーの暮らしは、「命」をいただいて生きていること、そして自分自身の「命」についても感じることのできる暮らしでした。すっかり魅せられて、幼い娘を連れて二風谷に通い続けました。
 アイヌ文様の刺繍をしながら一緒に生活して、傍らにはカメラを置いて、ときどき撮影するというスタイル。とても心地よい時間です。しかし、一方では、アイヌの人たちと和人(日本国内のマジョリティーのことを、アイヌ民族に対置してこう呼ぶ。いわゆる日本人)として、人として、カメラマンとしてどのように関わっていったらいいのか、自身の身の置き所を探しながらやってきました。
 明治以来、大量の「開拓者」という名の移住者が北海道に押し寄せました。その際北海道は「無主地」として扱われました。元々住んでいたアイヌは無視され土地を奪われ、アイヌの文化や慣習は否定されて過酷な状況に置かれました。自分が侵略した側の「和人」であることを意識せずにはいられませんでした。
 「首都圏にも5000~10000人のアイヌ民族が暮らしている」ことを知ったのは、二風谷に通いはじめて4ヶ月ほど経ってからでした。取材をはじめた頃、「アイヌ民族=北海道」と思っていて、自分が暮らしている東京にもアイヌの方々が居ることを全く知りませんでした。以来、首都圏でも寄り添いながら、伴走者のように撮影してきました。
 アイヌというアイデンティティを持ちながら、都市の住民として暮らすアイヌ。一見和人と同じごく普通の現代的な生活に見えますが、その中で受け継がれて、あるいは取り戻した文化が息づいています。人間の力の及ばないもの(カムイ)への畏敬の念を感じることもしばしばあります。堂々と今を生きる等身大のアイヌ民族の姿を伝えたい。アイヌ民族は、隣に住んでいても不思議ではない同時代を共有する人々です。



<トークイベント>
開催日:2015年11月12日(木)
時間:18:30~19:30(本館3階 紅葉の間)
レセプション:19:30~20:30 (1階 ロビーラウンジ ミザール)
出演:宇井 眞紀子(写真家)
定員:80名(参加無料・要予約・先着順締切)
会場:グランビスタギャラリー サッポロ
   札幌市中央区北1条西4丁目札幌グランドホテル1階ロビー内




******************************
会期:2015年11月12日(木)~12月1日(火)
時間:11:00~19:00
   ※2015年12月1日(火)のみ 17:00まで
会場:札幌グランドホテル グランビスタギャラリーサッポロ
   〒060-0001 札幌市中央区北1条西4丁目
リンク:http://www.grand1934.com/gallery/art/ui_201511.html
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by higashikawa_blog | 2015-11-08 15:04 | 受賞作家関連
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