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石内都氏 展覧会 「命の衣 - 百徳と背守り」


東川賞受賞作家 展覧会のお知らせ。

鎌倉画廊にて、石内都氏の展覧会が開催中です。


命の衣 - 百徳と背守り

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©Miyako Ishiuchi

以下リンクより

石内 都は、青春期を過ごした街を生々しくとらえた70年代の最初期作品に始まり、同い年の女性の手足の表情にフォーカスしたものや様々な人の身体に刻まれた火傷や手術の傷跡、自身の母の遺品など独自の焦点をあてた作品を作り出してきました。近年では広島の被爆者の遺品や生まれ故郷・桐生の絹織物を、最新作では画家フリーダ・カーロの遺品を依頼を受けて撮影し、国際的な活躍を続けています。鎌倉画廊で初めてとなる個展は「命の衣」と題し、江戸後期から昭和初期頃の幼子の着物を写した2013年の作品群に新たなプリントを加えた約20点(予定)で構成致します。

幼い子供が身に着ける着物の背中部分に魔除けとして縫い目や刺繍を施した「背守り」、長寿の老人や近所の家々から数多くの端切れをもらい集め、百枚にもなろうかというその端切れを縫い合わせて子供の健やかな成長を願った「百徳着物」。それらは子供が5歳まで生きられることすら当たり前でなかった時代、ひと針ひと針に祈りと願いが込められた「命の衣」です。小さな着物たちはかつてその祈りを受けた持ち主がこの世を去ってからも留まり続け、石内の写真によって再び今日に「連れ出された」のです。2014年にLIXILギャラリー(銀座)で、今年春には島根県立石見美術館でも展示されたこれらの作品群は現在ではあまり知られていない市井の人々の風習に美しさと豊かさを見出す機会を与えること以上に、時間と空間を超えた新たな出会いを鑑賞者に感じさせます。愛らしいアップリケのように縫い付けられたもの、造形的にも美しい糸で描かれた模様、強い祈りを感じさせる経の一部が書き込まれた裏地・・・当時の時を永遠にまとったまま止まっていたであろう小さな衣たちの細部までもが石内のカメラを通して新鮮な風を吹き入れられ、鮮やかに、はっとするような美しさを伴って生き生きとした姿を私たちの前に現しました。

これまで、母の遺品や広島平和記念資料館所蔵の被爆者の遺品、そしてフリーダの遺品など数多くの残されたものを撮影してきた石内は、自身の行為について「『過去』を撮るのではなく、『今』と出会っている」のだと表現し、またその対象と向き合うとき、残された「もの」ではなくそれを身に着けていたであろう人たちの「うつし身」のように感じると語っています。長く重ねられた時間を静かにまとい、なお私たちと同じ時間を重ね続ける「命の衣」もまた、石内だからこそ写し取れたその姿で、今回新たな出会いの場に並びます。石内作品の魅力を存分に味わって頂ける展覧会を是非ご高覧下さい。



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2016年11月5日 - 12月18日
水-日 11:00-18:00
休廊: 月曜・火曜・祝日(11/23)
鎌倉画廊
   〒248-0031 神奈川県鎌倉市鎌倉山4-1-11
http://www.kamakura.gallery/current/








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by higashikawa_blog | 2016-12-04 17:32 | 受賞作家関連
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