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宇井眞紀子氏 笹本恒子写真賞受賞


第28回 東川賞特別作家賞受賞者 宇井眞紀子氏が、笹本恒子写真賞を受賞しました。

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以下リンクより

公益社団法人 日本写真家協会は若手写真家を対象に顕彰する笹本恒子写真賞を制定し、第1回の受賞者に宇井真紀子さんを選んだ。東京都写真美術館で公開する映画「笑う101歳×2 笹本恒子 むのたけじ」の初日に合わせ、6月3日、同美術館会議室で記者発表会を開いた。

笹本恒子さんは1914年生まれで、今年103歳を迎える。日本で最初の女性報道写真家であり、1950年、約70名の会員で設立した日本写真家協会の創立メンバーの1人でもある。初代会長は木村伊兵衛。

この賞は、笹本さんから私費の寄付とともに女性写真家の活動に寄与する賞ができないかと協会に打診があり、立ち上げられた。写真関係者から推薦された16名の候補から、椎名誠、大石芳野、熊切圭介の3名で審査を行なった。受賞者には賞金30万円が贈られる。



アイヌの人たちとともに


宇井さんは1992年、アイヌの聖地だった北海道の二風谷地区(1997年にダムが完成し村は水没)を訪れ、以来、各地に住むアイヌの人たちを取材してきた。今年5月にはアイヌをテーマにしたものでは4冊目の写真集「アイヌ、100人のいま」(冬青社刊)を出版した。

同じ日本人の中で、差別され続けている民族がいることを知り、調べ始めた。写真家として活動を始めた時、幼い女児を抱えるシングルマザーでもあった。

「取材はいつも子連れでした。訪ねた家で、子どもが水をこぼした時、主である人は『そこに水を飲みたい人がいたんだね』と優しく言った」

同じ言葉、考え方はその後、出会ったアイヌの人からも聞くことになった。そうした生きる姿勢への敬意、共感が今も活動を続ける原動力なのかもしれないと宇井さんは話す。

取材を続ける中で、苦労した点を問われると、宇井さんは「自分がアイヌを侵略した倭人であること」がずっと引け目になっていたという。

アイヌの人たちは一方的に研究対象にされてきたことで、撮られることに対して嫌悪感を持つ人がたくさんいる。最初から撮ることはせず、自分を理解してもらった上で撮影をしてきた。

「実際は温かく受け入れてくれる人が多かったのですが、自分の中で彼らとどう関われば良いか、答えが出ないままずっとやってきました」

アイヌ民族で、国会議員も務めた萱野茂さんという方がいた。笹本さんも北海道にアイヌの村を訪ね、彼に取材しようとしたことがあった。彼が海外から帰国する日に、笹本さんは帰京せざるを得ず、会うことはかなわなかった。

この日、宇井さんは笹本さんに写真集「アイヌ、100人のいま」を贈った。そこで写された1人には故萱野茂さんの夫人、れい子さんがいるそうだ。

宇井さんはこれまで写真集、写真展などでアイヌの今を発信してきた。が、まだまだアイヌのことを知る人が少ないことを痛感し、この写真集を発案している。

アイヌの人たちは日本全国で暮らしている。この写真集は被写体となったアイヌの人から、次に撮影する人を紹介してもらってつないでいった。当たり前にあるアイヌの今を形にしたかったからだ。

モデルとなる人に撮影場所、服装なども委ねた。会ってすぐに撮影が住むこともあれば、数日、滞在したこともある。訪ねた場所は17都道府県。

制作費は当然、自前。途中で貯金が底をついき、クラウドファンディングで資金を調達した経緯もある。

「アイヌの取材はこれからも継続します。できればこの手法で1,000人を撮りたいと思っています」









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by higashikawa_blog | 2017-06-08 19:33
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