東川町国際写真フェスティバル Offcial blog

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2012年 09月 06日 ( 4 )

展覧会「自然の鉛筆 技法と表現」


東京都写真美術館にて開催中の「自然の鉛筆 技法と表現」に、東川賞受賞作家 田原 桂一氏、杉本 博司氏、松江 泰治氏、植田 正治氏、荒木 経惟氏、深瀬 昌久氏、奈良原 一高氏、尾仲 浩二氏、また東川賞審査委員の山崎 博氏が出品しています!!!

「自然の鉛筆 技法と表現」

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以下美術館HPより

当館では毎年テーマを設けて、コレクションから選りすぐられた名作をご紹介しています。今年のテーマは写真における「表現と技法」です。
ダゲレオタイプ(1839年)とカロタイプ(1840年)のふたつの写真術が発表されて以来、写真は常に「光学」と「化学」の変遷によって表現の幅を拡げてきました。本展では、写真における「化学」に焦点を絞り、プリント技法の変遷と表現、さらに印画紙の古典技法と現代表現や、モダニズムにみるカメラレス・フォトグラフィなどに注目。世界初の写真集『自然の鉛筆』や、世界最初のカラー写真『アジャンの風景、木と水の流れ』をはじめ、珠玉の名作180点を一堂に展示します。デジタル写真の浸透によりフィルムを知らない世代も増えている昨今、写真技法の変遷と、写真にしかできない表現の豊かさは、これから写真がどこに向かうのかという問いにヒントを与えてくれることでしょう。

■本展の見どころ
①東京都写真美術館が世界に誇る珠玉の名作180点を展示。豪華な出品作家ラインナップに注目!
②世界初の写真集、ウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボット『自然の鉛筆』(1844-46年)を展示!
②写真とその表現を支える「技法」とのかかわりを、わかりやすい解説と名作で実感!


■主な展覧会構成
<第1章:紙の印画>
~タルボットからはじまる複製芸術の進化~
ウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボットのフォトジェニック・ドローイングをさらに進化させたカロタイプによって、紙の印画を基にする写真術の歴史は幕を開けた。カロタイプの優れたところは、アナログ写真のネガ・ポジ法の原型となる発明で、1枚のネガ像から同一のポジ像を複数得ることができる特質がある。しかし、発明当時の画像は不鮮明で画像も消えやすく、タルボットはこの技法にいくつかの特許を取得しため、使用も簡単ではなく、商業的成功を見ることはなかった。しかし、画像の階調のコントロールや紙の選択によって、作者の意図や心情を反映させる余地があり、不鮮明な輪郭が逆に柔らかな効果を生み出すことから、一部の芸術家たちはこの技法に注目した。
このネガ・ポジ法という考え方は、その後、ネガをつくるネガ現像法と、ポジをつくる印画技法とそれぞれ独自に発展させることになる。そして、印画技法は産業革命の発展と同調するように、商業的成功をおさめていく。印画紙の生産は工業化され、会社組織の工業製品として改良が重ねられ、安定した製品を大量に生み出した。単塩紙、鶏卵紙、プラチナ印画、ゼラチン・シルバー・プリント、ピグメント印画、カラー写真の印画など、時代のニーズに応えるように数々の技法が生みされていく。
紹介する技法:フォトジェニック・ドローイング/カロタイプ/単塩紙/鶏卵紙/プラチナ・プリント/ゼラチン・シルバー・プリント/カーボン・プリント/ゴム印画/ブロムオイル/ウッドバリータイプ/フォトグラビア印刷/フォトグラム/ソラリゼーション/ネガ・フォト

<第2章:金属・ガラス印画>
~世界にひとつだけの写真~
写真の発明としてはダゲレオタイプが世界初とされるが、カロタイプのように一回の撮影で何枚もポジ像がつくれる複製の機能を持たなかった。発明当初からしばらくの間は、細部の描写が優れていたことと、フランスが国をあげて、この技法を推進したこともあり、カロタイプよりも圧倒的な人気を博し、「ダゲレオタイプ・マニア」が出現するほど熱狂的反応を巻き起こした。特に商業的な肖像写真の分野で発展した。肖像写真のための営業写真館が登場した。そのなかでも、アメリカのマシュー・B・ブレイディはニューヨークに肖像スタジオを開き商業的にも成功し、作業工程を分業化するなど、大規模なプロダクション・システムを作り出した。
ダゲレオタイプは扱いに手間がかかり価格も高かったことから、アンブロタイプやティンタイプが、新たな代用として登場する。画像の精細の点では劣ったが、特にティンタイプはガラスのように割れることがなく、丈夫で軽量なため、郵送されることもあり、身近なものとして受け入れられた。
紹介する技法:ダゲレオタイプ/アンブロタイブ/ティンタイプ

<第3章:カラー写真の展開>
~カラー表現の追求-不動の地位を築くまで~
モノクロ写真が発展を遂げる一方で、カラー表現の追及も始まっていた。研究者たちは、自然界のすべての色彩は赤、青、緑という三原色の組み合わせであると考えた。1861年にスコットランドの物理学者ジェームズ・クラーク・マックスウェルが、格子縞のリボンを写した3枚のランタンスライドのポジを重ね合わせ、カラー写真を生み出した。また、同時期にフランスで、ルイ・デュコ・デュ・オロンが同じような実験を試みエリオクロミィを発表している。しかし、彼らの試みは実用的なカラー写真として成功したとは言い難かった。
カラー写真の商業的成功は、1904年にフランスのオーギュストとルイのリュミエール兄弟が「オートクローム」を考案するまで、果たされなかったといっていいだろう。コストが高くて露光時間も長く、撮影後の画像をビュワーで見なければならなかったが、意外にも多くの人に受け入れられた。しかし、この技法も色彩の自然さという点で改良の余地を残していた。
真の意味で、カラー写真が実用化されたといえるのは、1935年にイーストマン・コダック社のコダクロームという三層式のポジ・フィルムが発売されてからであろう。それ以後、カラー写真は大衆の間で圧倒的シェアを獲得し、その後、色素転写方式、拡散転写方式、発色現像方式、銀色素漂白方式などが開発され、不動の地位を得ていく。
紹介する技法:エリオクロミィ/オートクローム/色素転写方式印画/拡散転写方式印画/発色現像方式印画/銀色素漂白方式印画


■主な出品作家
W.H.F.タルボット/デヴィッド・オクタヴィアス・ヒル&ロバート・アダムソン/エドュアール=ドニ・バルデュス/ジュリア・マーガレット・キャメロン/ルイス・キャロル/下岡 蓮杖/ギュスターヴ・ル・グレィ/日下部 金兵衛/ティモシー・H.オサリヴァン/ギューム=ベンジャミン・アマン・デュシェンヌ・ド・ブローニュ/ピーター・ヘンリー・エマソン/ジャン・グルーバー/田原 桂一/アーヴィング・ペン/ロール・アルバン=ギヨー/永江 博/ハインリッヒ・キューン/大久保 好六/ナダール/アルフレッド・スティーグリッツ/ポール・ストランド/マン・レイ/ラスロ・モホイ=ナジ/瑛九/アルベルト・レンゲル=パッチュ/アウグスト・ザンダー/エドワード・ウエストン/アンセル・アダムス/ウォーカー・エヴァンズ/ロバート・フランク/ウィリアム・クライン/ゲリー・ウィノグランド/ダイアン・アーバス/ブルース・デヴィッドソン/マーティン・ムンカッチ/リチャード・アヴェドン/アンリ・カルティエ=ブレッソン/ジャック=アンリ・ラルティーグ/マリオ・ジャコメリ/エーリッヒ・ザロモン/森山 大道/杉本 博司/ヨセフ・スデック/石元 泰博/松江 泰治/ユーサフ・カーシュ/林 忠彦/木村 伊兵衛/植田 正治/東松 照明/荒木 経惟/深瀬 昌久/マシュー ・ブレイディ ズ・ スタジオ/ルイ・デュコ・デュ・オロン/ハリー・キャラハン/山沢 栄子/ウィリアム・エグルストン/ジョン・ディヴォラ/ロバート・ラウシェンバーグ/チャック・クローズ/フランコ・フォンタナ/ポール・フスコ/ナン・ゴールディン/シンディ・シャーマン/リチャード・ミズラック/マーティン・パー/奈良原 一高/山崎 博/尾仲 浩二 ほか


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会期:2012年7月14日 ( 土 ) ~ 9月17日 ( 月・祝 )
休館:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌火曜日休館)
料金:一般 500(400)円/学生 400(320)円/中高生・65歳以上 250(200)円 
   ※ただし、9月17日(月・祝)は65歳以上は無料(受付時、要証明書)
会場:東京都写真美術館
   〒153-0062 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
リンク:http://syabi.com/contents/exhibition/index-1595.html

9/17までの会期となりますので、お見逃しなく!!!
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by higashikawa_blog | 2012-09-06 13:00 | 受賞作家関連

畠山直哉氏 著書「気仙川」


東川賞受賞作家 畠山直哉氏の著書「気仙川」が発売されております!!!

「気仙川」

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陸前高田市気仙町出身の写真家による、津波におそわれる前と後のふるさとの写真80点と、あの日をめぐるエッセイで構成された迫真のドキュメント。本年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞。


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出版社: 河出書房新社
ISBN:978-4-309-27348-8
発売日:2012.09.04
リンク:http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309273488/
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by higashikawa_blog | 2012-09-06 12:41 | 受賞作家関連

尾仲浩二氏 写真集「Matatabi」


東川賞受賞作家 尾仲浩二氏の写真集「Matatabi」が9月末に発売されます!!!

「Matatabi」

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また訪ねるつもりだった街がある日消えてしまった
いつかは戻るはずだった街もいつの間にか知らない街になり
いつでも逢えると思っていた人はもういない
忘れ去られるもの達のために写真はある。

2007年から2012年まで日本各地で撮影した新作カラー



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B4判変型(slow boatと同サイズ)
上製本/カラー/72ページ
作品点数62点
限定1000部
発売/スーパーラボ
価格/5700円+送料手数料300円 
9月末発売、発送予定

*web予約特典
◎9月23日までご予約の方に2013年尾仲カレンダープレゼント!
◎署名を入れます

お申し込み:onaka.koji@gmail.comまで

作家HP:http://www.onakakoji.com/
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by higashikawa_blog | 2012-09-06 12:33 | 受賞作家関連

澤田知子氏 グループ展 「Time, Place, and the Camera: Photographs at Work」


コソボのThe Art Gallery of Kosovoにて開催中のグループ展「Time, Place, and the Camera: Photographs at Work」に、東川賞受賞作家の澤田知子氏が参加しております!!

Time, Place, and the Camera: Photographs at Work

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The Gjon Mili annual exhibition is the most significant exhibition and competition for the photography art in Kosovo. The 12th Gjon Mili Photography Prize Exhibition is curated by Christine Frisinghelli.

In artistic practice, as in the political-cultural debate, there are few fields that have been subject to such intense discussion in recent years as the possibilities and conditions of describing economic, social and geographical conditions, and, particularly, the question of representation. Photography seems to be the perfect medium with which to conduct this debate in the context of aesthetic realization itself: the indexical nature of the photographic image culminates in the idea of being able to combine all the views of the world in a total archive, and current digital technology gives us the tools that enable us to command these archives with no apparent limitations.

The profound changes undergone by photography in the past decades impact on image production itself; even more drastically, however, the seemingly boundless availability of images, and the global circulation of images has influenced their modes of production, distribution and reception as never before in the history of technical images, changing the way we work with and our behaviour towards technical images.

We are in a situation in which it seems that we have seen it all. Gjon Mili, the Albanian-American photographer and film-maker, the intellectual mentor of this exhibition project, was able to still capture completely new, hitherto unseen images in photographs: being the first to use Harold Edgerton’s stroboscopic technology as an artistic device in the 1930s, he was able to create images of sequences of actions “which revealed the beautiful intricacy and graceful flow of movement too rapid or complex for the naked eye to discern,” as LIFE magazine wrote, on whose staff Gjon Mili worked until his death in 1984.

It seems no more possible to see the remit of the photographer today in exploring as yet unseen, improbable, “innocent” images: reflecting on context, on existing image and communication systems will always accompany a contemporary handling of technical images. Perhaps—as just one point of departure—we can tackle this task as Heiner Müller describes it based on Jean-Luc Godard’s film work: “With him, you see the film working, not just an image. You see how films are made, that films are work and not products of nature.” Photographs at work, then, work in which the visual power of the image can combine with the “exhibition” of the particular conditions of its production.

This exhibition is presenting 21 positions: Photographers from Kosovo have answered to an open call to present their works, and international photographers have been invited to join the project. Together, we think, these works can contribute to the discussion of contemporary photography’s potentials. The formal, technical and material-based decisions that define the physical presence of the works presented may be as manifold as the reservoir of memories, projections, experience and utopias from which they draw their thematic urgency.


Artists: Ahlam Shibli, Allan Sekula, Anna Artaker, Annette Kelm, Arno Gisinger, Astrit Ismaili, Blerim Racaj, Flaka Haliti, Jetmir Idrizi, Hans-Peter Feldmann, Iosif Király, Karina Nimmerfall, Kushtrim Tërnava, Lala Meredith Vula, Lulzim Zeqiri, Sabine Bitter/Helmut Weber, Sabina Tmava-Billi, Shkurte Ramushi, Tomoko Sawada, Vigan Nimani, Zanele Muholi.

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会期:7 September–7 October 2012
会場:The Art Gallery of Kosovo
   Agim Ramadani 60 Pristina, Kosovo
リンク:http://galeriaearteve.com/web/
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by higashikawa_blog | 2012-09-06 12:22 | 受賞作家関連
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Higashikawa photo Award


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