東川町国際写真フェスティバル Offcial blog

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カテゴリ:受賞作家関連( 930 )

長倉洋海氏 展覧会「地を這い、未来へ駆ける」


東川賞受賞作家 展覧会のお知らせ。

東京都写真美術館にて、長倉洋海氏の展覧会が開催されます。


地を這い、未来へ駆ける

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©Hiromi Nagakura

以下リンクより

世界の紛争地や辺境の地を旅し、そこに生きる人間そのものの姿を捉えた37年間のドキュメント。長倉洋海は、氾濫する情報や経済・効率優先の風潮に流されず、現場で感じた大切なものを伝えるために、写真を撮り続けてきました。「どんな時代であろうと人と出会い、人を見つめることでしか次の時代も新たな世界も見えてこない」。長倉洋海の写真はそう私たちに語りかけます。本展は代表作から近作まで「激動の世界」で捉えた作品約200点を紹介します。


長倉洋海(ながくら・ひろみ)
1952年、北海道釧路市生まれ。写真家。通信社勤務を経て、1980年よりフリーランスとなり、世界の紛争地を取材。 中でもアフガニスタン抵抗運動の指導者マスードやエル・サルバドルの難民キャンプの少女へスースなどを長期間に わたり取材。第12回土門拳賞、産経児童出版文化賞、日本写真協会年度賞、講談社出版文化賞などを受賞。 2004年に故郷・釧路の小学校を舞台に撮影されたNHKの「課外授業・ようこそ先輩ー世界に広がれ!笑顔の力」は カナダ・バンフの国際テレビ祭で、青少年・ファミリー部門の最優秀賞ロッキー賞を受賞。2006年には、フランス・ ペルピニャンの国際フォト・ジャーナリズム祭に日本人初の写真家として招かれ、「マスード敗れざる魂」を開催、 大きな反響を呼んだ。


イベント

特別対談「たった一人の戦場」を語る
2017年4月2日(日) 14:00~15:30 西原理恵子 × 長倉洋海(開場13:30)
会場:東京都写真美術館 1階ホール(定員190名)
お申し込み方法:観覧券(当日有効)をお持ちの方に当日10:00より、1階ホール受付にて入場整理券を配布いたします。

長倉洋海によるギャラリートーク
2017年3月25日(土) 13:00~
2017年3月26日(日) 13:00~
2017年4月1日(土) 13:00~
2017年4月8日(土) 13:00~
2017年4月9日(日) 13:00~
2017年4月15日(土)13:00~
2017年4月16日(日)13:00~
2017年4月22日(土)13:00~
2017年4月23日(日)13:00~
2017年4月29日(土・祝)13:00~
2017年4月30日(日)13:00~
2017年5月3日(水・祝)13:00~
2017年5月4日(木・祝)13:00~
2017年5月5日(金・祝)13:00~
2017年5月6日(土)13:00~
2017年5月7日(日)13:00~
2017年5月13日(土)13:00~
2017年5月14日(日)13:00~
*4月2日は特別対談につき、除きます。
開催日:会期中の土曜日・日曜日と5月3日(水・祝)・4日(木・祝)・5日(金・祝)
時間:全日13:00~約1時間 
B1階展示室にて開催します。
観覧券(当日有効)をお持ちの方はどなたでもご参加いただけます。



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  • 開催期間:2017年3月25日(土)~5月14日(日)
  • 休館日:毎週月曜日(ただし5月1日(月)は開館)
  • 料金:一般 800(640)円/学生 700(560)円/中高生・65歳以上 600(480)円 ※ ( )は20名以上団体、当館の映画鑑賞券ご提示者、各種カード会員割引(ご利用案内をご参照ください)/ 小学生以下、都内在住・在学の中学生および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料/第3水曜日は65歳以上無料


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by higashikawa_blog | 2017-03-21 14:23 | 受賞作家関連

安楽寺えみ氏 展覧会「i  am an 'object'」


東川賞受賞作家 展覧会のお知らせ。

禅フォトギャラリーにて開催中の展覧会「i  am an 'object'」に、安楽寺えみ氏が出展しています。


i  am an 'object'

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以下リンクより

禪フォトギャラリーでは2017年3月10日から4月4日まで、西村多美子、安楽寺えみ殿村任香Tokyo Rumando萬一一鄭婷による写真展「 i am an ‘object’」を開催いたします。本展では、多様な意味を持つ『object』をキーワードとして、異なる社会・文化背景を持つ6名の写真家による作品を紹介し、それぞれの作家の視点を通して、みる者と『object』の関係を探求します。

『object』という言葉には、文脈により異なる様々な意味が内包されています。一般的に、「対象」または「目的」として理解されていますが、同時に、「認識されるもの」、「想像されるもの」、そして「観察されるもの」としても意味しています。文法上では、「行動を受け取る側」として名詞の役割と、「意見の相違を唱えるもの」として動詞の役割を担っています。写真のなかでは、『object』は「被写体」または「物体」として捉えられ、主体またはみる者との分かち得ない相関性を私たちに気づかせるものです。

本展では、主観的な視点で主題を撮る作品、自己探求の過程をとおして自身を客観する作品、観察により対象の像を写し出す作品、身近な被写体を撮ることで現実に対峙した作品、写真家自身が被写体であり主体でもある作品、物体を組み合わせて主題のイメージを創り出す作品などを紹介します。それぞれの見方をとおして、各作品の中の『object』に含まれている意味とその文脈、または、みる者にどのように受け取られるのかを探求します。


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会期: 2017年 3月10日 - 4月4日
参加作家: 西村多美子、安楽寺えみ、殿村任香、Tokyo Rumando、萬一一、鄭婷
企画・コーディネーター: 羅苓寧(アマンダ・ロ)






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by higashikawa_blog | 2017-03-19 11:59 | 受賞作家関連

森村泰昌氏 展覧会「MoriP100/ザムザの黒鞄」


東川賞受賞作家 展覧会のお知らせ。

京都・山科 春秋山荘にて、森村泰昌氏の展覧会が開催中です。


MoriP100/ザムザの黒鞄


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以下リンクより

MoriP100 “Samsa’s Black Case” starts!
2017年3月18日[土]~4月9日[日]※会期中の金土日祝のみオープン

ポップアートへのレクイエムからカフカへ
20世紀アートを変幻自在、スピーディに渡っていく

●Opening Event
2017年3月18日[土]15:00〜無料!(入場料500円のみ)
朗読パフォーマンス︱井上弘久「ある日のザムザ君」
トーク︱森村泰昌「MoriP100とはなにか」

●Salesman Workshop
サポート&プロジェクトメンバー募集!!
3月18日[土] 13:00〜
「ザムザの黒鞄」MoriP100を町に解き放つ、ザムザのセールスマン
リハーサル/ワークショップを行います。参加自由!!

会場︱京都・山科 春秋山荘
お問い合わせ︱パラボリカ・ビス 03-5835-1180


+ + + + +


●Tea Party
3月26日[日] 15:00〜
「ザムザの黒鞄」ティータイムセット
山荘にて、お菓子+お茶をお楽しみいただけます。森村泰昌、在廊予定!
カフカ黒衣たちの不可思議パフォーマンス

料金:1500円[★要予約]
会場:京都・山科 春秋山荘

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森村泰昌の摩訶不思議プロジェクト
「MoriP100/ザムザの黒鞄」
2017年3月18日[土]~4月9日[日]
開館日:会期中の金・土・日・祝のみ
金土日祝 | 12:00~19:00
入場料:500円
会場:京都・山科 春秋山荘
京都府京都市山科区安朱稲荷山町6
TEL:075-501-1989(開館日のみ)





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by higashikawa_blog | 2017-03-18 16:18 | 受賞作家関連

展覧会「Seize the Uncertain Day - ふたしかなその日」


東川賞受賞作家 展覧会のお知らせ。

東京藝術大学大学美術館陳列館にて開催される展覧会「Seize the Uncertain Day - ふたしかなその日」に下記受賞作家が出展いたします。
荒木経惟氏、川内倫子氏、楢橋朝子氏。


Seize the Uncertain Day - ふたしかなその日

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以下リンクより

コンセプト
本展タイトルは、「Seize the day(いまを生きろ)」という慣用句に「uncertain(ふたしかな)」を付加したものです。世界情勢が不安定ないま、〈そこにあるふたしかな日をそれでも生きる〉というしなやかで力強い姿勢が模索されています。本展で注目するのは、圧倒的な現実に向き合いながらも感情や心理の深いレベルでの新しいコミュニケーションの可能性を開いている「極私的ドキュメンタリー」。戦後日本の潮流において独自のスタイルを確立した作家の作品と、現在の不安定な社会状況に直面しながら制作を続ける若手作家たちの写真や映像、ドローイングを一堂に展示することで、「ふたしかさ」の上に展開される世界を提示します。本展が構成する「ふたしかなその日」を体感することで、流れゆく時代のなかで確かに受け継がれつつも揺れ動く「ふたしかさ」の息遣いに気づくことができるでしょう。


本展は「ふたしかなその日」を以下の3つのセクションによって構成します。1階を[Section 1: 夜 閃光とゆらめき]、階段を[Section2:断層]、そして2階を[Section3:朝-昼 円環と覚醒]とします。これらは「ふたしかさ」の上に成り立つ世界を提示し、1970 年代から現在までに共通する〈そこにあるふたしかな日をそれでも生きる〉という姿勢を浮き彫りにします。鑑賞者は「夜」において、定量的ではないより感覚的な時間の存在を見出し、一方「朝-昼」ではより覚醒した意識の中で現実の「ふたしかさ」と今一度向き合い、世界との距離を測りなおすことになるでしょう。


Section 1:夜 閃光とゆらめき

展覧会は夜を想像させる暗い空間から始まります。篠田太郎の提示する、月の運行が司る永久の時間や、森山大道が切り取った激しい音とネオンが溢れる新宿の街の瞬間。あるいは、弓削真由子が描き出した畳に内包された親密で静謐な時間や、島田清夏が捉えた花火に象徴されるような儚くも祝祭的な時間。これらの異なる時間性を宿した作品群が展示された会場において、鑑賞者は「夜」の時間に秘められた変容し続ける距離や速度、移ろうさまざまな時間を体感することになるでしょう。

出展作家: 荒木経惟 / 篠田太郎 / 島田清夏 / 中平卓馬 / 森山大道 / 弓削真由子 / 米田知子


Section 2:断層

1階と2階の上下をつなぐ階段は、「夜」「朝-昼」どちらにも属さない中断された空間となりま す。身近な風景にともなう時間や文脈の中にあるズレ・つなぎ目を、さまざまな角度で捉えた 百頭たけしによる写真が展示されます。

出展作家: 百頭たけし / 金村修


Section 3:朝—昼 円環と覚醒

夜に移ろうさまざまな時間を経て新たな1日の始まりとなる「朝」は、繰り返されるサイクルへの入り口となります。川内倫子の写真は繰り返される日常の景色に潜む生と死の儚さを映し出し、久門剛史が作り出す円形スロープを回り続ける鉛の芯の軌道は、繰り返される日常とその中で起こる微小な変化を示しています。そうした日常の小さな瞬間に美しさを見出す感受性は、「円環する時間」に親しむ日本人の優れた特徴と言えるでしょう。繰り返される時間の中で、震災のような突出した瞬間が訪れると、人はより大きな時間軸の中で物事をとらえるために「ふたしかな」現実に立ち返ろうとします。たとえば、川久保ジョイが提示する放射能によって生み出された色鮮やかな作品は、目に見えない脅威と共に生きていかなくてはならない現状を転写しています。また日常と地続きの場所であり時に大きな災害をもたらす海を撮り続ける鷲尾和彦は、それでもなおその海と共に生き続ける人々の姿を捉えようとします。


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会期:2017年3月18日(土) - 2017年4月5日(水)
開館時間:10:00 - 18:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(※但し 3/20(月)は開館、3/21(火)は閉館)
入場料:無料

会場:東京藝術大学大学美術館陳列館
〒110-8714 東京都台東区上野公園 12-8 美術学部校内




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by higashikawa_blog | 2017-03-16 16:49 | 受賞作家関連

石川直樹氏 展覧会「北海道/冬」


東川賞受賞作家 展覧会のお知らせ。

新宿フォト・プロムナードにて、石川直樹氏の展覧会が開催中です。


北海道/冬

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©Naoki Ishikawa

以下リンクより

新宿フォト・プロムナードでの3月の展示は、写真家 石川直樹写真展 「北海道/冬」です。
展示期間:3月1日(水)~3月31日(金)10:30~18:30 ※最終日は15:00まで


●写真家 石川直樹(いしかわ なおき)氏について
1977年東京生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科博士課程修了。2006年、写真展「THE VOID」でニコンサロンJuna21三木淳賞。2008年、写真集『NEW DIMENSION』(赤々舎)、『POLAR』(リトルモア)で日本写真協会新人賞、講談社出版文化賞。2010年、写真集『ARCHIPELAGO』(集英社)で、さがみはら写真賞。2011年、『CORONA』(青土社)で土門拳賞を受賞した。
著書に開高健ノンフィクション賞を受賞した『最後の冒険家』(集英社)ほか多数。2017年8月より新潟市美術館にて『この星の光の地図を写す』展開催。2017年夏の札幌国際芸術祭では北海道で撮影した新作を展示予定。



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2017年 3月1日(水)~3月31日(金)
10:30~18:30 ※最終日は15:00まで
新宿フォト・プロムナード
 〒163-1528 東京都新宿区西新宿1-6-1 新宿エルタワー28階





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by higashikawa_blog | 2017-03-10 19:38 | 受賞作家関連

植田正治氏 展覧会「もうひとつの風景」


東川賞受賞作家 展覧会のお知らせ。

Books and Modernにて、植田正治氏の展覧会が開催中です。


もうひとつの風景


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©Shoji Ueda

以下リンクより

植田正治(1913−2000)は、鳥取県境港市を拠点に生涯にわたって遊び心あふれる写真世界を提示し続けた作家です。
とりわけ砂丘を背景とした演出写真は、ユーモアとシュールな詩情、ポリフォニーを湛えたイメージで、70年代フランスを始めとするヨーロッパでの評価を不動のものとし、Ueda-cho(植田調)は世界共通語となりました。

しかし、ピクトリアリズム、シュールレアリスム、ストレートフォト……あらゆる表現領域を自由自在に横断した作家は、当然ながら過ぎ去る一瞬の美を捉える天才でもありました。


本展では『植田正治作品集』(16,000円・税別/河出書房新社)の出版を記念して、演出写真で知られる植田正治のあまり知られていないストレートフォトの名作品集『音のない記憶』(1974年)を取り上げます。

植田正治59歳、初のヨーロッパ旅行から生まれた優雅でみずみずしいイメージと、いくつかの代表的な作品──息をのむような美しいゼラチンシルバーのオリジナルプリント……作家が捉えた、過ぎ去る一瞬の美、“もうひとつの風景”をご覧ください。


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2017年3月8日(水)~4月8日(土)

12:00~19:00

休廊:日月曜

Books and Modern

 107-0052 東京都港区赤坂 9−5−26パレ乃木坂201





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by higashikawa_blog | 2017-03-10 19:31 | 受賞作家関連

柴田敏雄氏 展覧会「Constructed Landscape」


東川賞受賞作家 展覧会のお知らせ。

1839 Contemporary Galleryにて、柴田敏雄氏の展覧会が開催中です。



Constructed Landscape


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以下リンクより

Cocktail Reception with Artist Toshio Shibata: 2:30 pm, Saturday, March 04, 2017
Artist Talk and Book Signing with Artist Toshio Shibata:15:00~18:00, Sat. March 4

Dr. Edward Chiu, Assistant Professor of Graduate Institute of Cultrual & Creative Design at Tung Fang Design University, in conversation with artist Toshio Shibata.

Toshio Shibata is known for exploring the delicate balance between human-made structures and nature. He feels like he is borrowing a place to make his photographs. Photographing erosion control barriers, water catchments, roads, dams and bridges, he examines the unique appearance of such structures in his native land. Through his lens, riverbeds can look like origami, and waterfalls resemble kimono, as well concrete symbolizes something contemporary.

March 4th (Saturday) afternoon, meet artist Toshio SHIBATA at the Opening Reception, Artist Talk and Book Signing at 1839 Contemporary Gallery in Taipei, Taiwan. The exhibition showcases Shibata’s over 30 images from Constructed Landscape in Japan.

Free Art Talk by Toshio SHIBATA at 3pm on Saturday 4th of March. The talk’s audience will be limited to 60 people, and advance seat reservations are recommended.



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Constructed Landscape by Toshio SHIBATA
Public on-view: 2017/3/4 (Sat) – 4/9 (Sun)
Venue:1839 Contemporary Gallery
Free Admission / Limited Seats







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by higashikawa_blog | 2017-03-10 19:25 | 受賞作家関連

奈良原一高氏 展覧会「華麗なる闇 漆黒の時間」


東川賞受賞作家 展覧会のお知らせ。

キヤノンギャラリー Sにて、奈良原一高氏の展覧会が開催中です。


華麗なる闇 漆黒の時間


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©Ikko Narahara

以下リンクより

本展は、写真家 奈良原一高氏による写真展です。
写真集「ヴェネツィアの夜」、「光の回廊―サンマルコ」、「ジャパネスク」から抜粋した作品約60点を展示します。
ヨーロッパと日本という二つの異なる題材を共通のモノクロームの世界で象徴的に表現し、東西それぞれの異質な「黒」に対する奈良原氏の美意識を具現化した写真展です。
作品は、キヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF」でプリントし、展示します。


作家メッセージ

写真は未来から突然にやって来る。僕の場合は、いつもそうだった。僕は空中にひょいと手を伸ばしてつかみとる……すると写真がひとりでに僕の手の中で姿を現わす。

『華麗なる闇』――奈良原が初めてヴェネツィアを訪れたのは1965年の夜。
はじめに闇があった。そして、その闇の時間の彼方から、街は不意に立ち現われた。ヴェネツィアをはじめて訪れた夜のことである。
船のへさきにしつらえたヘッドライトに照らされて、黒い水の上に屹立する街並みの壁が次から次へと姿を現わしたときの衝撃は忘れることが出来ない。
「これがヴェネツィアなのか、水上の街というより、水の中から生まれた街ではないか、まるで東洋の魔術師が一夜にして闇の手の内から取り出してみせた都ではないか」。僕はこのときからヴェネツィアに恋をしてしまった。
その後ニューヨークに滞在中、そして東京に帰ってからもヴェネツィアは心から去らず、度々訪れることになる。
ヴェネツィアは美しい。しかし美しいだけならばこれほど僕をひきつけはしなかったであろう。その美しさは虚構のはかなさをたたえている。その優雅な美しさはいつかは終わりのあることを知っている人生のよろこびのせつなさに似ている。
次第に陽光あふれる、光のヴェネツィアから夜のヴェネツィアへと僕の好みは傾いていった。
昼でもなく夜でもない生き生きとした奇妙な明るさがその冥府のような闇の中にはあった。
そして、その輝く闇の中でヴェネツィアは秘かに生まれ変わっていた。
昼間の人影を追放したヴェネツィアは400年の時間を遡り、かつてアドリア海の花嫁と名付けられた栄光の姿をその闇の中に横たえていたのだった。

『漆黒の時間(とき)』――日本というものは僕にとって、容易に接近出来ないものであった。それはまるで鏡の中に映った自分の姿に決して触れることが出来ない理(ことわり)に似ている。
僕は「刀」というものが武家世界の不条理をいっさいのみ込んでしまうひとつの「存在」であることに気がついた。武器として生まれたものが、精神的「存在」と化していった。いずれにしても日本刀の美しさは決して陽気なものではなく、時としては陰湿でストイックなエロチシズムさえもたたえているのである。

「能は空間の引力のようなものですよ」と語る観世寿夫氏に、僕は「存在ですね」と答えた。確かに能の動きにはバレエや踊りなどにある運動のピークの瞬間などではなく、「ずれてゆく時間のすき間」のようなものがあるようだった。
僕は松浦老師に「禅という思想は、科学的手続きをふむ写真には写らないと思います。そこに残るのは形だけでしょう」とその間合いをはっきりと語った。
これら日本の伝統文化の内に秘そむ、自然への意識、間の感覚。その精神性こそ、昔から長い時代を経た伝統の根源的なすがたであり、その洗練されたかたちを漆黒の時間<とき>としてとらえた。

『華麗なる闇』と『漆黒の時間(とき)』。この異なる二つのサブジェクトを、共通のモノクロームの世界で象徴的に表現した稀有な試みを、勝井三雄氏の企画およびADにより構成し、展示致します。

奈良原恵子
奈良原一高アーカイブズ代表



トークイベント
島根県立美術館主席学芸員 蔦谷典子氏、グラフィックデザイナー 勝井三雄氏、奈良原一高アーカイブズ代表 奈良原恵子氏が、展示作品について話します。(事前予約制)
日時:2017年4月15日(土)13時30分~15時
会場:キヤノン Sタワー3階 キヤノンホール S
定員:300名(先着順、参加無料)
お申込み:下記リンクより

******************************
2017年3月10日(金)~4月24日(月)
10時~17時30分(日・祝日と弊社休業日は休ませていただきます)
キヤノンギャラリー S
 東京都港区港南2-16-6 キヤノン S タワー 1F





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by higashikawa_blog | 2017-03-10 19:21 | 受賞作家関連

吉村和敏氏 展覧会「MORNING LIGHT」


東川賞受賞作家 展覧会のお知らせ。

リコーイメージングスクエア新宿にて、吉村和敏氏の展覧会が開催されます。




MORNING LIGHT


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©Kazutoshi Yoshimura

以下リンクより

世界各国、国内各地を精力的に旅し、数多くの作品を世に送り出している人気写真家吉村和敏の当会場で2年ぶりとなる写真展。「世界の朝」をテーマに撮影を行い、美しい朝の表情、朝という時間の大切さを伝える。カラー作品約60点で構成。

作者コメント

「朝」をテーマに世界の旅を続けてきました。第二の故郷カナダをはじめ、フランス、イタリア、ノルウェー、アイスランド、トルコ、インド、カンボジア、ペルーなど、26カ国の美しい朝の表情、人々の暮らしの様子をとらえた作品を発表します。2007年に、空が青く染まる瞬間を叙情的に描いた「BLUE MOMENT」、2010年に、世界がバラ色に染まる神秘的な時間をまとめた「MAGIC HOUR」の写真展を行いましたが、今回の「MORNING LIGHT」は、三部作の完結編となる写真展になります。写真集『MORNING LIGHT』(小学館刊)も同時発売の予定です。


吉村和敏 ギャラリートーク 開催

日時:2017年3月15日(水)・3月18日(土)・3月19日(日)・3月20日(月・祝)・3月26日(日)
   時間はいずれも14:00〜(参加無料 予約不要)
場所:リコーイメージングスクエア新宿 ギャラリースペース
東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB(中地下1階)
03-3348-2941

※展示作品の解説を行います。時間の都合上、一部の作品で解説できない場合があります。
所要時間約30分


吉村和敏 出版記念講演会 開催

日時:2017年3月25日(土) 14:00~ (開場 13:30~)
 (参加無料 事前予約必要 先着300名。申込は電話(リコーイメージングスクエア新宿:03-3348-2941)と
当社HPにて受付いたします。)
場所:リコー大森事業所 本館ホール(東京都大田区中馬込1-3-6 株式会社リコー大森事業所)
アクセス http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/about/
(都営浅草線「馬込駅」の環七方面出口から右折し、環状七号線沿いにお進み下さい。)

※スライド上映会のスタイルで、展示以外の作品を含めた「世界の朝」をご紹介いたします。
所要時間約90分



********************************
2017年3月15日(水)~3月27日(月)
10:30~18:30(最終日16:00終了)
火曜日定休
リコーイメージングスクエア新宿(ペンタックスフォーラム) ギャラリーI&II
 〒163-0690 東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB(中地下1階)






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by higashikawa_blog | 2017-03-10 19:14 | 受賞作家関連

荒木経惟氏 展覧会「淫春」



東川賞受賞作家 展覧会のお知らせ。

art space AMにて、荒木経惟氏の展覧会が開催中です。


淫春

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以下リンクより

夏(淫夏)、冬(淫冬)、秋(淫秋)と題された3つの展覧会の完結編として、
春草萌えいずるこの時節、四季を一巡して「荒木経惟 淫春」展がスタートいたします。

淫秋展の、モノクローム写真を和紙にプリントし、般若心経を墨筆でしたためた作品とは対照的に
淫春展では、カラーフィルムで撮影された作品が、色鮮やかにファインダーの中の楽園を描き出し、
闊達自在な言葉の書が躍る、華やかな作品群をご紹介いたします。

「土日写真」と称して、荒木氏の手指でアレンジされ撮影された、
短い命に時を呑み朽ちていく切り花と、
ときにあどけなく(すとんとたたずみ)、ときにしどけなく(紅絵の具を鮮血のようにしたたらせて)
花々と絡む、様々な出自の人形やフィギュアたちのつくりだす「花遊園」。
瑞夢と悪夢の交錯する魅惑のフィールドは、作家の書欲をくすぐり、
ユーモラスで奇々怪々な言葉の数々が、独特の文字に託されて、美事に写真と融和します。

荒木氏の写真には、常に対極が織り込まれておりますが、
この園にもまた、生と死、幸と不幸が去来します。
「般若心経惟」の雅号で、死の淵から生を見据えた作品群を陰とすれば、
今回の「淫春」展の作品から散光する、死の存在によって輪郭が明らかにされて
より輝きを増す生の感覚は、陽にたとえられるかもしれません。

来たる5月に喜寿を迎えんとする荒木氏は、たぎる創作への欲望を解き放ち、
すべてのシャッター音から作品がもれなく続々と生み出されています。
事物は時間とともに絶えなく微動し続け
その微動を写しとることが写真行為ではないかと思うようになった、
と語る荒木氏が体現する写真世界では、過去・今・未来が共振してゆらめき、
どこへ向かうとも知れない懐かしさが、風景を情景に変えてしまいます。
「実は俺、ノスタルジーっていうの、嫌いじゃないんだよね」

二度とは同じ道を歩まない写真家の才能力を、最大限に発露する作品群は、
めくるめくエネルギーをあふれさせ、慈愛と活力に満たされて
太陽のように見る者を照らします。

皆様のご来場を、心より楽しみに、お待ちいたしております。



*******************************
2017年3月3日~6月6日
13:00〜19:00
art space AM
 東京都渋谷区神宮前6-33-14 神宮ハイツ301



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by higashikawa_blog | 2017-03-08 16:15 | 受賞作家関連
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Higashikawa photo Award


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