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東川町国際写真フェスティバル Offcial blog

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石川直樹氏 写真集「チョ・オユー」


東川賞受賞作家 出版のお知らせ

平凡社より、石川直樹氏の写真集が出版されました。


チョ・オユー

石川直樹氏 写真集「チョ・オユー」_b0187229_12100733.jpg


以下リンクより

★★NHKスペシャル「8000mで見た生と死 〜写真家 石川直樹の記録〜」放映で話題沸騰!★★

今秋8000m峰全14座登頂を達成した史上初の写真家・石川直樹。2023年、13座目に登ったネパール・チベット国境に聳えるチョ・オユー山行を、極限下、中判カメラで写した全記録。



いつも軽口ばかり叩いているシェルパの友人であり、隊のリーダーでもあるミンマ・ギャルジェが、雲の隙間からチョ・オユーが見えたその瞬間に手を合わせて何かを祈っていた。ぼくたちはチベットの平原から氷河の入口に着こうとしているところだった。ミンマのそんな後ろ姿をこれまで見たことがなく、そのときはじめてチョ・オユーという山が、シェルパたちにとって特別な山であることを、ぼくは気づかされた。(中略)
あのときの彼は、祖先の移住を見守ってきた大いなる神の御頭に祈りを捧げていたのではないか。ぼくにはそのようにしか思えなかった。──本書「チョ・オユーへの旅」より



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定価14,300円(本体13,000円+税)
出版年月 2024/11
ISBN 9784582278408
Cコード・NDCコード 0072 NDC 748
判型・ページ数 B4 112ページ




# by higashikawa_blog | 2024-11-13 12:12 | 受賞作家関連

北島敬三氏 写真集『NEW YORK』[新版]


東川賞受賞作家 出版のお知らせ

合同会社PCTより、北島敬三氏の写真集が出版されました。


『NEW YORK』[新版]

北島敬三氏 写真集『NEW YORK』[新版]_b0187229_12062571.jpg

以下リンクより

2024年11月、北島敬三がかつて出版した写真集『New York』(1982年)とは様相を異にする新版写真集『NEW YORK』がPCTより刊行されます。1981年と1982年に撮影のモノクローム写真のほか、1980年代後半に撮影されたカラー写真が加えられ、ストリート・スナップ全152点が掲載されています。

そのほか、北島敬三自身による「もうひとつの『New York』」、倉石信乃による寄稿文「転形期の姿勢—北島敬三『New York』の1980年代について」を収録した、250ページの大判写真集。


通常版ソフトカバーのほか、北島敬三オリジナルプリント(A5サイズ・サイン入り)1点と、『NEW YORK』オリジナルトートバッグの付いた特装版が150部限定で発売されます。



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北島敬三 写真集『NEW YORK』[新版]
写真:北島敬三
文:北島敬三、倉石信乃
翻訳:ジャン・ユンカーマン
編集:村上仁一
造本:町口 覚
印刷・製本所:株式会社 山田写真製版所
発行日:2024年11月1日 第1版第1刷
発行所:合同会社PCT
250ページ/257×188mm/モノクロ&カラー/ソフトカバー/箔押し



# by higashikawa_blog | 2024-11-13 12:07 | 受賞作家関連

荒木経惟氏 展覧会のお知らせ


東川賞受賞作家 展覧会のお知らせ

タカ・イシイギャラリー 京橋にて開催中の展覧会に、荒木経惟氏が出展しております。


以下リンクより

タカ・イシイギャラリーは、東京の中心に位置する京橋に新たな拠点を設ける運びとなりました。新スペースのオープニング展として、11月2日(土)から12月14日(土)まで、ポートレートをテーマとしたグループ展を開催いたします。本展では12名の作家による15点の作品を展示いたします。

スマートフォンで気軽に写真を撮影しSNSに投稿できる現代において、他者の顔はいつでも見られるようになりました。家族や友人との思い出の記録は、カメラロールやクラウドでいつでも見返すことができます。事件を起こした犯人の姿は監視カメラに捉えられ、何者かによって提供された卒業アルバムの顔写真がメディアに公開されます。写真技術が普及する以前、他者の姿がどのようなものであったか物理的に残しておく手段が限られていた時代は、もはや遠い昔のこととなっています。古代ローマの博物学者プリニウスは、戦地に赴く恋人の影の輪郭をなぞった女性の行為が絵画の起源であるという神話に触れていますが、そんな時代は現代に生きる我々にとっては想像しがたい世界になってしまったといえるでしょう。

アートにまつわる視覚体験も、それに伴い大きく変化しています。アーティストの人となりが垣間見える、彼らのソーシャルメディアアカウントをフォローしている人もいるでしょう。また、展覧会の情報はネット上で手に入れ、どの作家のどの作品が展示されているのか事前に確認したうえで、実際の作品を見にいく人もいるでしょう。情報が明らかになる現代においては、あえて「ミステリー」を際立たせる手法も見受けられます。本性を明かさず世界各地にグラフィティ作品を残すアーティストや、顔出しをしない歌手やアイドルグループが絶大な人気を博すこともあります。そうした活動を巡っては、ただ作品や歌声が好きであればそれでいいという素朴な意見がある一方で、その正体を何とかして暴こうと執拗なまでに追いかけたり、不確実なネット記事が大量に執筆されるなど、様々な反応が見受けられます。作品を目の前にして、私たちはどのような反応を見せるのでしょうか。光が当たる角度によって影の形が変化するように、そこでは作品をめぐって多彩な解釈が生まれます。


【参加作家】
荒木経惟、五木田智央、掛井五郎、サーニャ・カンタロフスキー、川原直人、グラハム・リトル、松岡一哲、森山大道、村瀬恭子、セル・セルパス、勅使河原蒼風、山下紘加



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2024年11月2日(土) – 12月14日(土)

営業時間: 11:00 – 19:00
定休日: 日・月・祝祭日

タカ・イシイギャラリー 京橋

104-0031 東京都中央区京橋1-7-1 TODA BUILDING 3F






# by higashikawa_blog | 2024-11-12 15:42 | 受賞作家関連

小原真史氏 展覧会 「博覧会曼荼羅ーGathering the Worldー」


空蓮房にて、東川賞審査員 小原真史氏の展覧会が開催されます。


博覧会曼荼羅ーGathering the Worldー

小原真史氏 展覧会 「博覧会曼荼羅ーGathering the Worldー」_b0187229_15363938.png


以下リンクより

博覧会曼荼羅

1851年にロンドンで世界初の万博が開催され、大成功を収めると、それに続けとばかりに1855年にフランスでもパリ万博が開催され、世界中に広がっていきました。ロンドン万博が「Great Exhibition」であったのに対し、パリ万博は「Exposition Universelle」と名付けられました。「universelle」という言葉には、単に国際的な祭典というだけではなく、地球上に存在する「万物」を集めて体系的に展示するという意味が込められており、来場者は展示物を通じてまだ見ぬ世界を把握しようと努めました。会場には西洋列強諸国の産業製品だけでなく、植民地や非西洋諸国の建築物や工芸品、動植物が一堂に会し、果ては人間や村までもが展示されました。その意味で万博とは、世界をひとところに集めることで、人々に新たな価値や世界認識を与えようとする試みだったと言えます。
 後発帝国主義国として船出した日本でも殖産興業推進のため博覧会を開催しようとする動きが生まれ、1877年には内務省が主導して上野公園で第一回内国勧業博覧会が開催されました。内国勧業博覧会は第五回で終わりを迎えますが、その後も様々なテーマの博覧会が日本の地方都市へと伝播していきました。博覧会の開催は、博物館・美術館の建設への機運を高め、世界を集めるという役割は、ミュージアムが担うようになります。上野の国立博物館や吹田の国立民族学博物館には、博覧会の遺産が引き継がれています。
 博覧会場に遠隔地の村々をそのまま再現した〈ネイティヴ・ヴィレッジ〉の中には、世界各地の「人種」を序列化したり、植民地宗主国の力や正当性を誇示しようとする意図を持ったものも含まれていましたが、概して来場者のエキゾチシズムを満たすエンターテイメントとして人気を博しました。
 遠隔地の空間を切り取って別の場所で再現する役割は、次第に写真や版画、映画のような複製技術にとって代わられ、植民地が独立していく20世紀の半ばには、〈ネイティヴ・ヴィレッジ〉は、博覧会場から姿を消しました。博覧会土産として人気を博した写真や絵葉書などは、世界の複製物のさらなる複製物だと言えるでしょう。これらを通して「博覧会の時代」をご覧ください。

小原真史


無明にも人間は人間であることを知らず自明にも欲を露呈し続けているのかもしれない。

空蓮房



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2024年11月13日(水)〜 12月6日(金)

* 水・木・金午前10時〜午後3時開廊

* E-Mailでの事前予約制。日時・人数をご予約ください。 (前日、当日の予約はご遠慮ください。またいくつか候補を挙げてくださると助かります。)

* 1時間単位で予約を承ります。空間内へは1人ずつです。(1枠2人くらいまで)

* 空間内では土足厳禁ですので靴下をお履き下さい。

* 土日曜日は法務のない場合のみ予約を承ります。

* 賽銭制


空蓮房

〒111-0051 東京都台東区蔵前4-17-14 長応院内




# by higashikawa_blog | 2024-11-12 15:38 | その他お知らせ

野口里佳氏 展覧会「Life on Planet Earth by Noguchi Rika」


東川賞受賞作家 展覧会のお知らせ

The Daiwa Anglo-Japanese Foundationにて、野口里佳氏の展覧会が開催中です。


Life on Planet Earth by Noguchi Rika

野口里佳氏 展覧会「Life on Planet Earth by Noguchi Rika」_b0187229_12143593.png


The Daiwa Anglo-Japanese Foundation is pleased to present Noguchi Rika’s first solo exhibition in the UK since 2004, Life on Planet Earth.

Combining video and photographs, this exhibition conveys a sense of wonder at being in the world as well as the particularity of being human. This is epitomised by Hand and Rainbow (2010), a photograph of the shadow of a hand holding a glass cube splitting white light into a spectrum of colours, from red through yellow and blue to violet.

Rainbows, wonderful, also remind us of the limits of our perception: for example, we can only see within a narrow band of electromagnetic light waves. Noguchi, who became renowned early on for her evocative images of figures in landscapes, has become increasingly preoccupied with the way other creatures experience the world. Birds, mammals and fish have been her subject matter, and here, in this exhibition, we see a variety of insects: budworms (moth caterpillars), crane flies and carpenter bees. Characteristically depicting them as small details against broad backgrounds, Noguchi encourages us not only to see and appreciate these other life-forms, but also to imagine what it is like to be them. How does time pass for a budworm, suspended from a branch by a silken thread, on a windy day?

The Lucent Sea (2021/2023) is a video work made on a sea shore near where Noguchi lives in Okinawa. In a sequence of bleached-out vignettes, the movement of people, ships and clouds against the rhythms of waves and tides, is recorded at different speeds and so there is a pervasive strangeness, enhanced by our realisation that the filming happened during the COVID-19 pandemic. In an artist’s statement, Noguchi explains: “Maybe across the sea was another person looking out across the sea, trying to imagine what lay on this side. Did my gaze travel in a straight line across the sea? If my gaze travelled at a certain speed, how fast was that? Would my gaze intersect with that other person’s gaze somewhere on the sea’s surface?”

The imagined other might be non-human – an insect, even – and the vast ocean an analogy for the difference between us and them. The theme of alienness is threaded through Noguchi’s work overall and it applies equally to the way she sees other human beings and how they shape their environments. To the Night Planet (2015) is another video, documenting a bus journey through Berlin where she was living until 2015. It is night time and so the city is as darkly mysterious as the Okinawa seaside is lucent, the bright street lights and signs foiled by blackness. It is like travelling through a colourful galaxy, filmed in such a way as to suggest that we are alien to ourselves.

Text by Jonathan Watkins



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9 October 2024 –24 January 2025
Monday–Friday 9:30 am–5:00 pm (except public holidays)
Admission free

The Daiwa Anglo-Japanese Foundation
Daiwa Foundation Japan House
13/14 Cornwall Terrace (Outer Circle)
London NW1 4QP





# by higashikawa_blog | 2024-11-10 12:16
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