赤レンガ公開ポートフォリオオーディション グランプリ•準グランプリ•優秀賞作品
最終選考に残り、グランプリ•準グランプリ•優秀賞に輝いた5名の作品をご紹介いたします!!!!
<グランプリ>
小林透






タイトル:「あの快い夜へおとなしく入っていってはいけない」
コメント
大へ
農作業ご苦労様。
今日みたいな炎天下じゃ、さぞかし麦茶がうまかったことでしょう。
君の飲む麦茶の味はどんな味なのでしょうか?
きちんとご飯は食べていますか?
食べる事だけが楽しみなんだといわれている君にかぎって、食欲不振ということはないでしょう。僕が心配しているのは、君が落ちている食べ物をみつけては、パクパク食べているんじゃないかってことで、そしていちいちそれを怒られてやしないかってことです。
最近は、規則正しい生活をしている君にならって、僕も早寝早起きを実践しているところです。確かに気持ちよいものだし、なにやら充実した日々を送っているような気にさせますね。太陽が。
さすがの君でも気づいているでしょう。そう僕は、君の人生を勝手にどうのこうのしようとしているのです。君の考えていることが、とんとわからないものだから。おせっかいな話なのかもしれないけれど、でも、君は焼き切れちまっているものだから。
弟よ。僕は兄として君の人生に波風を立てる。
ありったけの悲しみと喜びをお前に。
荒れ狂え。そうすれば、美しくなれる。
呪ってくれ。そうすれば、もっと美しくなれる。
そして、祝福してくれ。 この僕を。
平成24年8月23日
小林 透
<準グランプリ>
奥村慎






タイトル:なし
コメント:なし
山元彩香






タイトル:Nous n'irons plus au bois
コメント:
写真という薄い紙を通して、人間の皮1枚を隔てて行われるコミュニケーションの不明瞭さを、人間の奇妙な振る舞いや姿形に魅了されながら探っています。
2009年より具体的なプロジェクトとして、言葉の通じない国へ行き現地の人々を撮影しています。
言語によるコミュニケーションが成立しない中、被写体とぶつかり合い自分の世界にひきずりこもうとしますが、絶対にコントロールできない彼女たちの姿が滲み出てきます。この写真たちはその瞬間を定着させたものです。
<優秀賞>
張哲榕




タイトル:なし
コメント:なし
赤木瞬介






タイトル:巡礼
コメント:なし