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森村泰昌氏 展覧会「美術史としての私[抄]」


札幌宮の森美術館にて、東川賞受賞作家 森村泰昌氏の展覧会が開催されます!!

「美術史としての私[抄]」

森村泰昌氏 展覧会「美術史としての私[抄]」_b0187229_1750497.jpg























©Yasumasa Morimura


以下リンクより

初めての個展から2年目の1985年以来、写真を使ったセルフポートレイト(自画像)を造り続ける森村泰昌。しかし彼の自画像は素の自分をそのまま再現するのではなく、自ら興味をもった人物や、ときには物になってその姿を描くという点で、古今東西数ある自画像とは一線を画すものです。あるときは名画の中の人物、またあるときは銀幕を飾る大女優、そして20世紀の偉人たち。誰もが良く知る人物や、リンゴやヒマワリに化身した森村のユニークな自画像は、見る者の愉快や不快を誘いながら、その目を釘付けにしてしまう不思議な魅力を放っています。

札幌宮の森美術館新オープン記念企画となる本展では、森村の主要作のひとつである通称「美術史シリーズ」から、ゴッホやレンブラント、フェルメールなどの名画を題材にした作品を選んで展示いたします。
名画の登場人物になりきるために、作品の表面的な部分だけでなく、それが描かれた時代背景や経緯、画家の社会的地位や制作時の心情など、こと細かに研究するという森村。しかし、成り切ろうとすればするほど否応なく気づかされる画中の人物と自身との差異。翻ってそれは「自分とは何か?」という問いに自らが対峙することでもあります。同時にそれは、作家と作品と社会をめぐる現代芸術が内包する普遍的なテーマを浮かび上がらせることにもなっています。

果てしなくこだまする「自分とは?」との問いの中で、繰り返し他人になってニセの名画に入り込む芸術家。それを展示して見せる美術館。そして鑑賞者...「美術史シリーズ」は、芸術作品を取り巻く制度をも足下から揺さぶる危険に満ちています。作者の深い洞察と鋭い分析によって周到に準備されたそれらは、森村泰昌作・演出のパロディ劇を飾る舞台装置のひとつなのかも知れません。


*************************
会期:2012年11月12日(月) ― 2月25日(月)
時間:10:30-19:00
休館:祝日を除く火曜日および12月26日(水) ― 1月4日(金)
入場料 : 企画展+コレクション展 一般800円、シニア(60歳以上)700円、高大生600円、中学生以下無料
展示作品:森村泰昌 通称「美術史シリーズ」より約30点
ゲスト・キュレイター:長澤章生
会場:札幌宮の森美術館
   札幌市中央区宮の森2条11-2-1 宮の森ミュージアム・ガーデン内
リンク:http://miyanomori-art.jp/exhibitions/121120_morimurayasumasa.html
by higashikawa_blog | 2012-11-10 10:48 | 受賞作家関連
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