須田一政氏 展覧会 「恐山へ」
パストレイズにて、東川賞受賞作家 須田一政氏の展覧会が開催されます!!

©Issei Suda
以下リンクより
数年、旅らしい旅をしていない。身体的な事情で旅が困難になってしまった理由もある。
初めての旅は恐山だった。20代初め、カメラ雑誌の月例に投稿した作品も恐山であったし、「天井桟敷」のスタッフ応募の際に、寺山修司氏に見せたのもまた恐山だった。それ以降、いくたびも訪れているのだが、思えば人生の節目節目で私は恐山へと向かっている。
霊場恐山のあの箱庭のように凝縮した世界は、私の心に深く染み込み、瑣末な日常の感情の隙間にふっと浮かび上がってくる。その瞬間目前の光景は異化され、生と死という極めて単純な、故に深遠な運命の感触に満たされるのである。
「恐山へ」は、私の旅の始点であり、今また希求する精神の所在なのではないかと思う。
須田一政
1960年代制作 8×10および10×12
フェロがけヴィンテージ・プリント 約30点
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会期:2013.1.15(火)~2.22(金)
時間:11:00~18:00
休廊:日曜/月曜
会場:パストレイズ
〒231-0023 横浜市中区山下町246-5 秋山ビル1F
リンク:http://www.pastrays.sakura.ne.jp/pg135.html