展覧会「マンハッタンの太陽」
9月23日まで、栃木県立美術館にて開催中の展覧会「マンハッタンの太陽」に、東川賞受賞作家 柴田敏雄氏、鈴木理策氏、そして東川賞審査委員の山崎博氏が出品しております。
マンハッタンの太陽
以下リンクより
1970年代、80年代のニューヨークはアートが燦然と輝く創造の街でした。
そのマンハッタンを手製のピンホール・カメラを抱えて、まるで金環食のようなまばゆい写真に仕立てたひとりの日本人アーティストがいました。1979年の第15回サンパウロ・ビエンナーレに参加した帰路、マチュピチュを撮影した山中信夫(1948-82年)です。1980年に山中はこのマンハッタンで数多くの傑作を生み出しました。帰国後、《マンハッタンの太陽》は1980年から81年にかけて制作された《東京の太陽》へと発展し、《マチュピチュの太陽》とともに1982年の第12回パリ・ビエンナーレ(パリ市立近代美術館)で大きな注目を集めながらも、帰国途上に再び立ち寄ったニューヨークでわずか34年の生涯を閉じました。
山中の若き晩年のピンホールがとらえた黄金色に輝く円環は“太陽画”の起源を再考させるものであり、太陽をたんなる光源としてだけではなく、巨大なエネルギーを放出する熱源として捉えなおし、視覚(光学)に限定されていた美術を熱学へと拡張するものでした。
本展は、山中信夫の作品や関連資料を中心に、18世紀から21世紀までの20余人のアーティストたちの約140点の絵画、彫刻、写真、映像、版画、インスタレーション、映画によって、光源としての太陽と熱源としての太陽の両面から、可視光線を越えたエネルギー源としての太陽と私たちとの関係を考察・鑑賞・体験するものです。
【主な出品アーティスト】
ウィリアム・ブレイク、J.M.W.ターナー、ヨーゼフ・ボイス、河原 温、イミ・クネーベル、河口龍夫、殿敷 侃、若江漢字、アンゼルム・キーファー、佐藤一郎、山崎 博、畦地拓治、山中信夫、柴田敏雄、アンディ・ゴールズワージー、鈴木理策、中ザワヒデキ、福田美蘭、志水児王、冨井大裕、田中功起、松井 茂、五月女哲平
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会期:2013.7/13 - 2013.9/23
時間:9:30~17:00、入館は16:30まで
休館:月曜日、7月15日、9月16日、9月23日は開館
観覧料:一般¥800(700)、大高生¥500(400)、中小生以下無料
( )内は20名以上の団体料金
会場:栃木県立美術館
〒 320-0043 栃木県 宇都宮市 桜4-2-7
リンク:http://www.art.pref.tochigi.lg.jp/exhibition/t130713/index.html