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森村泰昌氏 展覧会「ベラスケス頌:侍女たちは夜に甦る」


9月28日よりSHISEIDO GALLERYにて、東川賞受賞作家 森村泰昌氏の展覧会が開催されます。

ベラスケス頌:侍女たちは夜に甦る

森村泰昌氏 展覧会「ベラスケス頌:侍女たちは夜に甦る」_b0187229_2034261.jpg






















©Yasumasa Morimura


以下リンクより

森村泰昌は、1985年にゴッホの自画像に自ら扮した作品を発表し、以降、今日に至るまで一貫して「自画像的作品」をテーマに作品を作り続けています。
本展では、17世紀スペインの巨匠、ディエゴ・ベラスケスの名画「ラス・メニーナス」をテーマにした写真作品を17点展示する予定です。「ラス・メニーナス」は、通常絵画の外にいる画家が絵の中に登場し、画家・モデル・鑑賞者の立場と視線がいき交う、複雑な構図により成り立っています。この絵はどんな目的で描かれたのか、絵の中のキャンバスに描かれている対象は誰だったのかなど、多くの謎を持つ作品で、これまでにさまざまな解釈がなされてきました。

森村は1990年に「美術史の娘」のシリーズで、ベラスケスが描いたマルゲリータ王女をもとにした作品を制作しました。いつかは「ラス・メニーナス」についての作品を制作したいと、その時から考えていた森村は「ラス・メニーナス」を再現するだけではなく、この絵画をもとに森村が新たな物語をつくり、“全8幕の一人芝居”として表現します。作品の背景となる美術館の部屋は、今年2月にマドリッドのプラド美術館で撮影してきました。登場人物の撮影は、6月末から7月初めに森村が客員教授を務める京都市立芸術大学で、特別授業として学生たちに公開制作するというかたちで行われました。

本展では、物語の場面となる、写真作品と、登場人物の肖像写真などを展示する予定です。これまで森村は絵画や写真のフレームの中を意識して作品を作ってきましたが、今回は登場人物がフレームの外の美術館に現れるというダイナミックな展開が繰り広げられます。また、扮装していない森村自身が初めて作品に登場します。

西洋絵画を代表する作品に独自の解釈と想像力が加わった、謎めいていてスリリングな森村泰昌の美の世界をお楽しみください。

*作品制作のためのヘアメークは、資生堂ビューティートップスペシャリストの計良宏文が担当しました。また、本展のために制作された衣装とウィッグの一部はSHISEIDO THE GINZA 1Fで展示する予定です。


<イベント>
① 森村泰昌によるギャラリートーク
日時: 2013年11月16日(土)14:00~16:00

② 対談:森村泰昌×荒木経惟
日時: 2013年12月7日(土)14:00~16:00
各回
会場: 資生堂花椿ホール(資生堂並木通り本社3階)
定員: 200名
参加費: 無料

*お問い合わせはリンクより2013.9/28 - 2013.12/25

************************
会期:2013.9/28 - 2013.12/25
時間:11:00~19:00
   日・祝 11:00~18:00
休廊:月曜日
会場:SHISEIDO GALLERY
   〒 104-0061 東京都 中央区 銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1F
リンク:http://group.shiseido.co.jp/gallery/exhibition/future/index.html
by higashikawa_blog | 2013-09-24 20:07 | 受賞作家関連
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