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杉本博司氏 展覧会「現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展」


東京国立近代美術館にて開催中の展覧会「現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展」に、東川賞受賞作家 杉本博司氏が出品しております。

現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展

杉本博司氏 展覧会「現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展」_b0187229_1428840.jpg































以下リンクより


この展覧会では40作家、75点の作品が展示されます。アーティストはいずれも現代美術の挑戦者であり中核(ハードコア!)と言える人ばかり。作品もトップクラスのものがやってきます。

ともすれば、「難しい」とか「自分にもつくれそう」と言われがちな現代美術の作品ですが、タイトルが示すように、じつは、ふたつの意味で「世界の宝」ではないかということを、今回の展覧会は言おうとしています。ひとつは、市場価格あるいは保険評価額的に、それは「世界の宝」です。ときおり報道されるように、現在、オークションでは、生きているアーティストの作品でも数十億単位の金額をつけることがあります。本展にもそうした作品がいくつも入っています。

もうひとつは、美術史的な意味でもそれは「世界の宝」なのです。優れたアーティストとは、いま表現すべきことを、これまでのアートの歴史を踏まえつつ、未来においても色あせることのない形で表現しようとする人のことです。彼らの作品は、たとえちょっと滑稽に見えたとしても、今を生きる私たちと無縁ではありません。そして、様々な表現が世の中にあふれかえっている中で、時代の試練に耐えて訴えかけ続けようとするものなのです。ですから、やはりそれらは、「世界」にとってかけがえない存在だと言えるでしょう。本展では、そうした「世界の宝」である「現代美術のハードコア」を、「ミューズ」「崇高」「記憶」「新しい美」といったキーワードを使いながら10章に分けて展示いたします。

ところで、「コレクションによる展覧会」というと、「テーマのない名作展なんて…」と考える人もきっといるでしょう。でも、少なくともふたつの点で、本展はひと味違います。まず、美術史における連続性を表現することに挑んでいる点です。こうした、ある意味、当たり前の展覧会がこれまで日本では見られなかったのは、コレクターとのコネクションがなかったり採算性が疑わしかったりしてできなかったためです。今回は、ヤゲオ財団の全面的な協力を得られたことで実現しました。そしてもう一点は、「コレクションによる展覧会」だからこそのインタラクティブな仕掛けをご用意している点です。コレクターの感覚を追体験することができる、ちょっとした「ゲーム」を提供します。この展覧会は、単純に名作を見るのではなくて、作品の「価値」とはなにかを考える場にもなっているのです。この、国内では空前絶後とも言える展覧会をどうぞお見逃しなく!



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会期:2014年06月20日(金) - 2014年08月24日(日)
時間:10:00~17:00
   金曜日は20:00まで
   入館は閉館の30分前まで
休館:月曜日
   7月21日は開館、7月22日は休館
観覧料:一般¥1,200(900) 大学生¥500(250)
    *高校生以下および18歳未満、障害者手帳をご提示の方とその介添者(1名)は無料。
    *( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。
会場:東京国立近代美術館
   〒 102-8322 東京都 千代田区 北の丸公園3-1
リンク:http://www.momat.go.jp/Honkan/core/index.html#outline
by higashikawa_blog | 2014-07-17 14:30 | 受賞作家関連
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