展覧会「表出する写真、北海道」
東川賞受賞作家 展覧会のお知らせです。
表出する写真、北海道

札幌国際芸術祭2014 連携事業として、コンチネンタルギャラリーにて開催中の展覧会「表出する写真、北海道」に、下記受賞作家が出展いたします。
奈良原一高氏、細江英公氏、深瀬昌久氏、操上和美氏、篠山紀信氏、齋藤亮一氏、萩原義弘氏、中藤毅彦氏、掛川源一郎氏、清水武男氏、佐藤雅英氏、酒井広司氏。
そして、東川町企画委員の浅野久男氏、リコーポートフォリオオーディション 2011で最優秀賞を受賞した山本顕史氏が参加しています。
<開催主旨>
この夏、7月19日から9月28日まで開催される札幌国際芸術祭2014に連携して、札幌に拠点を置く当NPOが写真ジャンルの企画展を予定しております。国際芸術祭のテーマである「都市と自然」に連動して北海道の視座から札幌あるいは北海道を撮影対象にした写真を展示したいと考えています。
当NPOは2011年より札幌市が所蔵する写真アーカイブをもとに札幌市写真文化振興事業として受託企画展を開催してきました。今回の企画展もその延長線上にあるものです。明治初期から始まった北海道開拓は当初から田本研造らによって撮影されてきました。その後現代に至るまで札幌をはじめ北海道の風土は自然や人間の営み、そして両者の関係について多様な解釈を受け入れることを許すほどに懐の深いものでした。こうした環境から生み出された多彩な写真世界は、多くの人の共感を誘い、問題意識を喚起し、写真を見るまで気づかなかった感性を呼び覚ますものでもあったのです。また、現在も多くの写真家が、風土の表面的な美しさだけに依存し満足することなく、新たな視覚世界を創造する挑戦を続けています。
本プロジェクトは開拓期以来140年間の間にこの土地がどう変わったか、あるいは変わらなかったことについて、撮影者の視線とその時代によって表れる写真を被写体である北海道を起点に遡行していくものです。また、同時に歴史の中で残された写真から、人間が見たもの、見ようとしたもの、見るべきと訴えたものについて込められた数多くの真実を読み解き、受け継いでいく試みでもあります。
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会期:2014年9月2日-21日
時間:10:00-20:00
会場:コンチネンタルギャラリー
札幌市中央区南1条西11丁目コンチネンタルビル
リンク:http://northfinder.jp/special/201409/index.html