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東川町国際写真フェスティバル Offcial blog

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増山たづ子氏 展覧会「ミナシマイのあとに」


東川賞受賞作家 展覧会のお知らせ。

photographers’ galleryにて、増山たづ子氏の展覧会が開催中です。


ミナシマイのあとに

増山たづ子氏 展覧会「ミナシマイのあとに」_b0187229_1484520.png



























©Tazuko Masuyama


以下リンクより

この度、photographers’ galleryでは企画展「増山たづ子 ミナシマイのあとに」展を開催する運びとなりました。2013年にIZU PHOTO MUSEUM(静岡)において開催され、好評を博した展覧会「増山たづ子 すべて写真になる日まで」を担当した小原真史氏をキュレーターに迎え、同展で出品作およびプロジェクションとともに再構成されるあらたな展覧となります。村の「ミナシマイ(終わり)」のあとに遺された写真をぜひご高覧ください。

会場:photographers’ gallery、KULA PHOTO GALLERY
共催:増山たづ子の遺志を継ぐ館 協力:IZU PHOTO MUSEUM

《揖斐(いび)川の最上流部にあたる岐阜県徳山村にダム計画が持ち上がったのは一九五七年のことでした。村を水没させる徳山ダム計画が一九七七年に本格化すると、農業の傍ら民宿を営んでいた一人の女性が村の写真を撮りはじめました。後に「カメラばあちゃん」と呼ばれる増山たづ子です。戦争で夫と弟を失った増山は「国が一度やろうと思ったことは、戦争もダムも必ずやる」と思い、せめて残せるものを残そうと六〇歳を過ぎてはじめてカメラを手にしました。
(…)二九年間で撮影された写真は約一〇万カット、六〇〇冊もののアルバムになりました。在りし日の徳山村を伝えるこれらの写真は現在、岐阜県の「増山たづ子の遺志を継ぐ館」に保管されています。
二〇一一年の東日本大震災とそれにともなう原発事故によって都市部と地方との非対称な関係性が露わになり、いまも故郷を追われて生活を続ける人々は少なくありません。近代化と戦後の高度経済成長のひとつの帰結として徳山ダムを捉え直す時、増山が遺した写真はよりいっそうのアクチュアリティをともなってわれわれのものに届くのではないでしょうか。》
──小原真史、野部博子「はじめに」より、小原・野部編『増山たづ子 すべて写真になる日まで』(IZU PHOTO MUSEUM、2014年)



<トークイベント>

関連イベントとして下記の日程でトークイベントを開催いたします。予約受付を開始いたしましたので、ぜひご参加ください。

[参加費各回1000円/要予約]
▼下記のURLのお申込みフォームより、ご予約ください。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/4cde88a1381237
◎9月22日(火祝)14:00〜15:30
赤坂憲雄(民俗学者、福島県立博物館館長)
野部博子(増山たづ子の遺志を継ぐ館)
司会: 小原真史(本展ゲストキュレーター、IZU PHOTO MUSEUM研究員)
◎9月27日(日)14:00〜15:30
大牧冨士夫(徳山村の歴史を語る会)
篠田通弘(徳山村の歴史を語る会)
司会: 小原真史




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会期:2015/08/26 - 2015/09/27
時間:12:00 - 20:00 会期中無休
会場:photographers’ gallery
   〒160-0022 東京都新宿区新宿2-16-11-401 サンフタミビル4F
リンク:http://pg-web.net/exhibition/tazuko-masuyama-minashimainoatoni/
by higashikawa_blog | 2015-09-05 14:11 | 受賞作家関連
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Higashikawa photo Award


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