川内倫子氏 展覧会「Halo」
東川賞受賞作家 展覧会のお知らせ。
橙書店にて、川内倫子氏の展覧会が開催中です。
Halo

オリジナルの写真集としては2013年に発表した『あめつち』から4年振りとなる、全点デジタルで撮影された川内倫子の最新写真集『Halo』。本書の発売を記念して、九州3カ所で写真展が行われる。
“円光”や“後光”という意味のほかに、いくつもの星からなる球状星団が銀河系の周囲を包み込む領域の呼称でもある“Halo”と題された本作は、自然と人間の潜在的な関係性と、祈りにも似た生命の力強さが、暗闇に対する恐怖と静寂、光に向けての希望と喜びを内包し描かれる。これまでの作品からさらなる飛躍をみせる、川内の新境地となる。
写真集
「円光」や「後光」という意味のほかに、いくつもの星からなる球状星団が、銀河系の周囲を包み込む領域の呼称でもある「Halo」と題された本作では、イギリスで撮影された旋回を繰り返す無数の渡り鳥の姿や、中国・河北省の村で300年以上続く「灯樹花」という祭りで、花火の代わりに鉄くずを溶かし壁にぶつける勇ましい男たちの姿、また神在月と呼ばれる旧暦の10月に出雲大社で執り行われる神迎祭など、自然と人間の潜在的な関係性と、祈りにも似た生命の力強さが暗闇に対する恐怖と静寂、光に向けての希望と喜びを内包し描かれている。
「銀河系にある小さな星の、さらに小さな生き物たちはきょうもそれぞれの役割をまっとうしている。太陽の光のなかで。薄い氷の上を歩くようなバランスで。祈るようにして美しいものを探しながら。それぞれの領域を、幾重にも重なるなにかに守られながら。」―川内倫子
出版社:HeHe/Aperture
価格:7,800円+tax
仕様:ハードカバー/230mm×315mm/96ページ
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会期:2017年9月1日(金)〜9月24日(日)
時間:11:30~20:00(日曜は17:00まで)
定休:火曜
会場:橙書店
熊本市中央区練兵町54 松田ビル2F