石川直樹氏 展覧会「コレクション展Ⅱ LANDSCAPE」

「水と土の芸術祭2018」(通称「水土〔みずつち〕」、7月14日〜10月8日)が開催されるのにあわせ、当館の所蔵作品から、これまで同フェスティバルに参加してきた作家の作品を紹介します。
テーマは「風景(landscape〔英語〕)」。「水土」では、アーティストたちは新潟という場をつぶさに観察し、市内で制作・発表することの意味を深く考え、得た着想を自分なりの手法で表してきました。そこには、作家の数だけの“新潟”という「土地(land)に対する視点(scape*)」が提示されていると言えます。
風景は、広く古今東西の芸術家に創作のタネを提供し続けてきました。当館のコレクションを見渡してみても、風景を主題に、この100年近くの間に国内外で多様な表現が生み出されてきたことがわかります。今回は特に、「水土」の作家たちが着目した風景の5つのエッセンス―「人と自然」「距離」「経験」「時間」「抽象と具象」―が浮かび上がるような所蔵品を取り合わせてみました。
作家たちの感度の高い目を借りて周囲を見てみれば、見慣れたはずの環境から、私たちも新しい視点で風景を切り取ることができるようになるかもしれません。
*=英語で、「視界・視野」を表す接尾語。
、9月18日(火)、9月25日(火)~10月9日(火)、10月16日(火)、10月23日(火)~11月2日(金)
()内は団体(20名以上)料金
新潟市美術館 〒951-8556 新潟市中央区西大畑町5191-9