立木義浩氏 展覧会「舌出し天使」
ファッション、ポートレート、スポーツ、スナップ、風景などさまざまなジャンルで戦後活躍した日本を代表する写真家・立木義浩。1965年に発表されたデビュー作「舌出し天使」の写真集出版記念展が、神宮前・BOOKMARCで11月17日(土)から開催される。
「舌出し天使」は、1965年4月号『カメラ毎日』に巻頭56ページにわたって発表され、大きな話題を呼んだ。一人の女性の日常に寄り添い、ドキュメントとユーモアが同居する写真は大変センセーショナルだった。立木は当時27歳、本作で日本写真家批評家協会新人賞を受賞している。
それから50年以上の歳月を経て、写真集として蘇った『舌出し天使』。当時発表された作品に、未収録のカットを加えて構成されている。
本展では、1960年代の時代の空気のみならず、いまも決して色あせることのない新鮮な魅力、はじけるような躍動感を秘めた作品を楽しむことができる。会期前日の11月16日(金)にはオープニングレセプションとサイン会が行われる。