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展覧会「Parergon: Japanese Art of the 1980s and 1990s」


東川賞受賞作家 展覧会のお知らせ

BLUM & POE (ロサンゼルス)にて開催中の展覧会「Parergon: Japanese Art of the 1980s and 1990s」に、荒木経惟氏、畠山直哉氏、高梨豊氏が出展しております。


Parergon: Japanese Art of the 1980s and 1990s

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以下リンクより

BLUM & POE (ロサンゼルス)では、吉竹美香のキュレーションのもと、「パレルゴン」と題する1980年代、90年代の日本美術を検証する展覧会を開催いたします。

アブジェクト・ポリティクス、超越するメディア、パフォーマティビティ、サタイア、シミュレーションといったテーマに分かれた本展では、ペインティング、立体作品、パフォーマンス、ノイズ、映像、写真といった多岐にわたる媒体を通じて、様々な作品群を紹介していきます。2会期にわたり、当ギャラリー及び関連会場で行われる本展では、中原浩大、宮島達男、中村一美、小沢剛、柳幸典をはじめとする総勢25名の作家による作品群が展示されます。

本展のタイトルである「パレルゴン」という語は、80年代に若い世代作家を中心に生まれたニュー・ウェーブの動向と結びつき、多くの日本人作家たちを紹介してきた東京に存在した画廊、ギャラリー・パレルゴン (1981 – 1986年) にちなんでいます。その名称は、ジャック・デリダにより1979年に発表され、美術作品の「枠組み」についての疑問を投げかけた論考のタイトル「パレルゴン」に由来しており、その言説は、当時多くの作家や批評家に影響を与えました。

本展では、今日の日本の現代美術を把握し、理解を深めていく上で重要となるこの20年間 (1980-1999年) に生み出されてきた独特な作品群が一堂に会することとなります。1970年代に「もの派」によって展開されたオブジェや関係性についてのコンセプチュアルな再考の後に続くこの時代には、インスタレーション、パフォーマンス、また実験的な多ジャンルでの実践を通して探求を行ってきた言語やメディアを用いた作家たちの新しい批判的試みが花開きました。

アメリカとヨーロッパでは、いわゆる「ピクチャーズ・ジェネレーション」と呼ばれる作家たちによって特徴付けられたシュミラークルや脱構築といったポスト・モダン的な美学思考を背景に表現主義へと回帰する中、日本ではバブル経済の発展と崩壊によってもたらされた非常に特異的な社会的、地政的状況を背景として、消費主義社会といった時代性がはっきりと現われるようになります。作家たちは、既存の美術を乗り越えていくような美術言語を模索し始め、実験的な電子音楽、ジオ・ポリティカルあるいはコンセプチュアルな写真作品、消費文化からの流用といった多種多様な表現や媒体によって、アンダーグラウンドの文脈にあるサブカルチャーの要素を自身の美術的領域と融合していくような試みも行われていくようになりました。また、形態、空間、言語の新たな抒情性から表出されるような歴史的な前衛やモダニズム的な美学の内在化を打ち出していく作家たちも現れるようになります。

ポスト平成のこの時代には、ジェンダーポリティクス、核戦争、ナショナリズムへの批判といったテーマが、特に関西地方を拠点として活動する作家たちを中心に取り上げられるようになります。一方で、90年代半ばに見られるアーティスト集団の登場や、戦後の日本の前衛美術を位置付け直すようなブラックユーモア的なパフォーマンスやコンセプチュアルな作風も見られるようになります。このような活動は、ネオ・ポップと呼ばれる世代の爆発的な台頭の先駆けとなるような、特異性を持った「幼稚化する資本主義」から生み出されたサブカルチャーの影響を反映していると言えるでしょう。

「パレルゴン」展は、当ギャラリー開廊25年の節目の年に開催されます。本展は、代表であるティム・ブラムが、その数年間の東京滞在の中で日本の美術シーンに関わってきた、まさに本展のテーマと同時代である、90年代初期から始まった当ギャラリーの歴史について言及し、我々が長年紹介してきた日本美術の歴史的な領域についての架け橋となるものです。本展は、「もの派」という芸術動向の台頭と、村上隆や奈良美智といった作家で知られる「ネオ・ポップ」と呼ばれた世代の間に横たわる日本美術における重要な数十年間について掘り下げていく試みと言えます。



Part I

荒木経惟
畠山直哉
池田亮司
石川順惠
宮島達男
森山大道
中村一美
大竹伸朗
小沢剛
高梨豊
椿昇
柳幸典

Part II

EYE
灰野敬二
木村 友紀
森万里子
中原浩大
中村政人
岡崎乾二郎
大友良英
佐藤ジン
Small Village Center
渡辺克己
柳幸典
ヤノベケンジ
横尾忠則
YoshimiO / SAICOBAB

Nonaka-Hill

畠山直哉
石川順惠
角永和夫
森山大道
中村一美
築地仁




*******************************

1期: 2019年2月14日 (木) – 3月23日 (土)
2期: 2019年4月6日 (土) – 5月 19日 (日)

BLUM & POE (ロサンゼルス)

2727 S. La Cienega Blvd., Los Angeles, CA 90034



by higashikawa_blog | 2019-02-16 10:23 | 受賞作家関連
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