浦芝眞史さん 個展「触彩の性」
台湾、香港、バンコク、ダッカなど、アジアの国々を旅行しながら、また大阪に住みながら、撮った写真。たまたま生まれた大阪、そして大学時代にインドを訪れたことがきっかけで、アジアの空気が好きになり、旅行で訪れた都市。そこで、たまたま、様々な場所で、様々な出会い方をした人たち。いろいろな場所で、人生と性の彩りに触れる。
性(せい)は、性(さが)とも読める。
さが【性】
1.(自分ではどうしようもない)生まれつき。性質。
2.運命。常のならわし。 ※『岩波国語辞典第七版新版』より引用
あらゆることがらは、すでに決まっていて、選べないように感じることがある。
国籍、性別、外見はもちろん、場合によっては人生の選択も。
膨大な彩りと運命の前で、外見や性別を元にした区別は、あまりに狭く、もはや取るに足らないものに思える。
私は、自分の目で見た、今の輝きを捉えたい。
PROFILE
浦芝眞史(うらしばまさし)
1988年大阪府生まれ。男性ポートレートを撮影した作品「ゆく、ふれるやいなや」で、2015年に第13回写真「1_WALL」のグランプリを受賞。2016年に銀座「ガーディアン・ガーデン」にて個展「身体の森で」を開催。
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会期:2019年5月11日(土)~6月2日(日)
時間:13:00~19:00(火・水・木 休廊)
会場:HIJU GALLERY|大阪府大阪市中央区本町4丁目7-7飛鳥ビル102