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北野謙氏 写真展「光を集める」


東川賞受賞作家 展覧会のお知らせ

写大ギャラリーにて、北野謙氏の写真展が開催中です。


光を集める

北野謙氏 写真展「光を集める」_b0187229_09334857.jpg
©Ken Kitano


以下リンクより

北野謙は、バブル崩壊前後の混迷する東京を長時間露光で撮影した白黒写真のシリーズ「溶游する都市」や、世界各地の様々な文化や立場の集団を訪ねて撮影し、数十人の肖像を暗室で多重露光して一枚の写真に焼き付けた「our face」、日本の歴史において象徴的な場所も含めた国内外各地の一日を長時間露光で撮影したカラーのシリーズ「one day」など、明確なコンセプトで、光や時間の集積によって世界のあり様を視覚化しようとする数々の試みで知られる写真家です。

本展では、日本各地の複数の場所に同時にカメラを設置し、冬至から夏至まで、あるいは夏至から冬至までという約半年間の超長時間露光によって、太陽の軌跡をとらえた「光を集める」プロジェクトによる作品を紹介いたします。

太陽の軌道は、地球の公転により日々少しずつ位置を変え、また、雨や雲など天候により光が遮られたり途切れたりするため、無数の光跡がまるでバーコードのように直線や破線としてフィルム上に記録されます。そして、約半年間という長期間にわたり設置され、風雨にさらされる無人カメラは、内部に光や水が侵入するなど不測の事態もあり、予想外のイメージをもたらすこともあります。

それらは、宇宙のリズムの記録であると同時に、写真家の行為の記録そのものでもあるといえるでしょう。「光を集める」プロジェクトの作品は、2017年に埼玉県立近代美術館などでも発表されていますが、本展では、本学中野キャンパス屋上から撮影された作品の他、未発表の新作を中心に展示いたします。

また「光の集積化」をキーワードに、北野が東日本大震災後に撮影したセルフポートレイト「reflect」や、アメリカで社会的シンボルやモニュメントと一日の太陽を撮影した「day light」、代表作である「our face」シリーズからも作品を展示いたします。


トークイベント
2019年10月12日(土)15:00 ~ 16:30
対談:北野謙×丹羽晴美(東京都現代美術館学芸員)


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2019年9月17日(火) ~ 2019年11月10日(日)
10:00 ~ 20:00 会期中無休・入場無料
東京工芸大学 写大ギャラリー
〒164-8678 東京都中野区本町2-4-7 芸術情報館2F




by higashikawa_blog | 2019-09-20 09:36 | 受賞作家関連
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