今森 光彦氏 展覧会「オーレリアンの庭」

はじまりは、30数年前の小さな土地との出会い。農家の人に見放されたヒノキ林と荒れた田んぼ。でも当時の私にとっては、この場所がいろいろな夢をかなえてくれるかけがえのない土地にみえたのです。
私は、土地を手に入れてすぐに環境づくりをはじめました。自然を撮る写真家として培ってきた知識と経験を駆使して、木を植え、草を移植し、生きものが集まる庭をつくる計画をたてました。2年後には敷地内に念願のアトリエも建てました。
このミニ里山づくり計画は、まずまずうまくいったようで、現在では、わずか1000坪ほどの敷地内に70種類の蝶が生息しています。
里山の豊かさが凝縮された空間、それが、オーレリアンの庭です。