林直さん 展覧会「きおくの記録」
Gallery Den mymにて、初代フォトふれ(1988年)林直さんの個展が開催されます。
多くの芸術は、その手法でできる直接的な表現を使い、間接的な事がらを、いかに感じさせられるかを目指していると言えます。基本的に平面媒体という性質から、撮影者は紙であることを感じさせないよう目指してきました。昨今のデジタル化により、その舞台は紙よりモニターでの割合が増え、鑑賞者の眼は知らず知らずのうちに、モニターの表現にもリアリティを求めるようになりました。今後、画質がより高くなることで、より拍車がかかっていくことでしょう。しかし私自身は紙の上で表現される写真が、しっくりと合っていて、その物質感や実態を必要と感じています。
これらの作品の題材は、私の人間性の素となってきた物事です。極端に個人的な題材ではありますが、写真によって人々の記憶に、どのようにリンクする作品となるのかを探っていこうと思います。
毎週 水・木は休廊日
Gallery Den mym
京都府相楽郡南山城村高尾下廣見35