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川内倫子氏 展覧会「M/E」



東川賞受賞作家 展覧会のお知らせ

MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERYにて、川内倫子氏の展覧会が開催されます。


M/E


川内倫子氏 展覧会「M/E」 _b0187229_11545063.png
©川内倫子


以下リンクより

MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERYでは、オープン一周年記念の展覧会として、国際的に活躍する写真家・川内倫子氏の三越での初個展を開催いたします。川内氏は1972年滋賀県生まれ。『うたたね』『花火』で第27回木村伊兵衛写真賞を受賞、第25回ICPインフィニティ・アワード芸術部門を受賞。本展では最新作の「M/E」の他、近作の「Halo」シリーズも併せて展示いたします。


<解説>

川内倫子がアイスランドの地を訪れて撮影した「M/E」(2019年)は、母なる大地の意味となる「Mother Earth」の頭文字から来ている。阿蘇の野焼きを撮った「あめつち」(2013年)、自身にとって遠い、宇宙的な被写体へと向き合った「Halo」(2017年)の後、川内がさらなる遠い場所を求めて訪れたアイスランド。そこには地球の息吹を感じる間欠泉や、人間の持っている時間を遥かに超える氷河が存在していた。とりわけ休火山の内部に入ったときの体験が強く印象に残り、その火口内部で川内は、地球と自分自身が反転して一体化したような不思議な感覚を覚えたという。母なる大地である自然と、人間もまたその一部であるということ。「M/E」は、自然に対する畏敬と、自身が出産を体験したことによる変化から生まれた最新作となる。本展では「M/E」のほか、「Halo」シリーズも合わせて展示することで、人間にとって遠いものと近いものが、見える/見えないその双方で存在しながら、入れ子状になるような世界観を紹介する。


<作家ステートメント>

地球の息吹を感じるような間欠泉や人間の持つ時間を遥かに超える氷河を目の前にして、自分の小さないのちを再確認した。とりわけ休火山の内部に入ったときの体験が強く印象に残っている。洞窟というよりも、もっと巨大な空間が火口の内部に広がっていて、かつてマグマで満たされていた内部の岩肌は光を当てると黄色、青、紫など鮮やかな色が見える。上を見上げると火口の入り口から光が差し込んでいて、その形は女性器を想像させ、自分が地球に包まれて胎児として存在しているような気持ちになり、いままでに感じたことのない、この星との繋がりを感じた。



******************************
2021年3月17日(水) ~ 2021年3月29日(月)
日本橋三越本店 本館6階 コンテンポラリーギャラリー
〒103-8001 東京都中央区日本橋室町1-4-1




by higashikawa_blog | 2021-03-10 11:57 | 受賞作家関連
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