中藤毅彦氏 展覧会「東日本大震災10年写真展」
2011年の東日本大震災から10年が経ちました。私たち「3.11を忘れない写真家の会」は、その年に有志の写真家たちによって結成、まずは17人の写真家たちで、「震災前の被災地の写真」を集めた写真展を新宿御苑のギャラリープレイスMと四谷のギャラリーニエプスで同時開催を行いました。 その後、東北福島県を中心に北海道も含め、巡回展をやりながら、震災以後の写真も展示していきました。 積極的なメンバーも、ある程度決まりつつ活動が継続されて行き、結束が高まりつつあった2015年8月に、名誉委員であった丹野章氏が急逝し、その半年後に中居裕恭氏が急逝されます。共に東北生まれの、会にとっては精神的支柱であったお二人を失ったショックはあまりにも大きく、会の動きはパタリと止まったようになってしまいました。 それから数年は、それぞれの個人活動に任せることとなったのです。しかし実行委員である中心メンバーは、毎年何回も被災地を訪れ、個人の仕事として、「3.11を忘れない」活動を繋いでくれていました。 2021年、「3.11を忘れない写真家の会」は、代表谷口の掛け声とともに、再度集まってくれました。そしてあらたに、中藤毅彦氏、大塚勉氏、サイキカツミ氏が参加表明をして下さいました。 写真家それぞれの、東日本大震災10年に向けた思いを展示いたします。 期間中、緊急事態宣言のさなかになってしまいましたが、入場に関しては、マスクの着用、手指の消毒にご協力いただき、ご鑑賞いただけますようよろしくお願いいいたします。
3.11を忘れない写真家の会
〒160-0004 東京都新宿区四谷4-10 メイプル花上2F