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立木義浩氏 展覧会「遍照(へんじょう)」


写真甲子園 審査委員長の立木義浩氏による展覧会が開催中です。



遍照(へんじょう)

立木義浩氏 展覧会「遍照(へんじょう)」_b0187229_09372185.png
©立木義浩


以下リンクより

 長きにわたり日本の写真界の第一線で活躍し、今なお果敢に新たな表現に挑みつづける写真家立木義浩が、世界遺産である真言宗総本山 東寺〔教王護国寺〕の仏像群を、富士フイルムのラージフォーマットデジタルカメラ“FUJIFILM GFX100、GFX100S”で撮影した、モノクロ作品展を開催します。
 真言密教の教主である大日如来の別名にして、空海の灌頂(かんじょう)名でもある「遍照金剛(へんじょうこんごう)」。その意味は「この世の一切を遍(あまね)く照らす不滅なもの」です。真理は目に見えなくてはならないとする密教の精神を顕す「両界曼荼羅図(りょうかいまんだらず)」を立体で表現した仏像群を見渡し、立木の琴線に触れた瞬間を集めた本展が、いにしえから光溢れる世界を願ってきた人々の心に出合う機会となれば幸いです。


■ 本展の見どころ

 1998年、立木義浩は東寺を撮影。東寺を訪れるなりこの寡黙にして雄弁な被写体に魅せられて撮影にのめり込み、これを写真集『東寺―生命の宇宙』(集英社)にまとめました。
 それから20年余りが経ち、再び東寺を訪れたその手には、ラージフォーマットデジタルカメラGFXシリーズがありました。フィルムカメラとデジタルカメラの大きな違いの一つは、高感度性能。デジタルカメラの特性を存分にふまえ、光の少ない闇の中でも時には手持ちで軽やかに、時には三脚を立ててじっくりと、融通無碍(ゆうずうむげ)に、心と体の赴くままに、広大な立体曼荼羅の中を縫うように歩き回り、独自のライティングとアングルにより、誰も見たことのない仏像の姿を明らかにしました。さらに、GFX100に新たに搭載された“ピクセルシフトマルチショット”機能による「4億画素」での撮影にも挑み、世界最高レベルの画質で立体曼荼羅を再現します。
 確かな身体感覚が捉える一瞬の閃きでシャッターが押されるとき、立木にしか見つけられない世界が現れるのです。その一枚一枚は、かつての作品とはまた異なる趣で、より精彩に仏像と空間に宿る生命感を伝えてくれます。


■ 世界遺産 東寺と「両界曼荼羅図(りょうかいまんだらず)」について

 東寺は平安遷都から2年後の796年に建立されました。その10年後、空海は密教という新しい仏教を唐から持ち帰り、823年に嵯峨天皇より託された東寺を真言密教の根本道場とします。日本で初めての密教寺院が誕生したのです。
 密教における唯一最高の仏、大日如来を中心に諸尊が整然と並ぶ「両界曼荼羅図」は、悟りの境地である宇宙の真理、理想の世界をわかりやすく描いたものです。これを立体的に表したものが東寺の講堂に安置された仏像群。その一部を成す「五大明王」や「五大菩薩」など、東寺には国宝や重要文化財が多く残り、1994年には世界文化遺産に登録されました。




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2021年6月11日(金)~2021年6月30日(水)
10:00~19:00 (最終日は16:00まで/入館は終了10分前まで) 会期中無休
※ 最終日は6月30日(水)16:00までですので、ご注意ください。
FUJIFILM SQUARE
〒107-0052 東京都港区赤坂9丁目7番地3号



by higashikawa_blog | 2021-06-15 09:39 | その他お知らせ
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