世界中を旅しては厳しい自然や人間の営みを写真や文章で表現し続けてきた石川直樹と、街に溢れるあらゆるもので作品を生み出してきた世界的画家・大竹伸朗のクロストーク。前半は新宿にある大竹のお気に入りのバーで。現在、愛媛県宇和島市にアトリエを構える大竹だが、ここは東京で作品作りの魂が灯る貴重な場所だという。絵画や造形、音楽などジャンルを超えて作品を生み続ける大竹の心の底に石川が迫る。後半は石川の作業部屋へ。未知なるものに出会いたい一心で地球丸ごとをフィールドにする石川の軌跡と、これからを大竹が聞く。わからないことはわからないまま受け止め表現する二人が共鳴する。