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奈良原一高氏 写真展「宇宙への郷愁」


東川賞受賞作家 展覧会のお知らせ

Shadai Galleryにて、奈良原一高氏の写真展が開催中です。


宇宙への郷愁

奈良原一高氏 写真展「宇宙への郷愁」_b0187229_11372504.png

以下リンクより

奈良原一高が残した作品群は実に壮大です。今回の展示では、初期から晩年までの作品を展観し、それぞれの作品の奥にあるものを味わいながら、途方もなく広大な奈良原の世界を概観していただきたいと思います。生涯を通して撮影された作品のテーマや被写体は様々ですが、筋が1本通っていることが感じられます。

奈良原は早稲田大学大学院で美術史の研究をすると同時にフォトシリーズ「無国籍地」「人間の土地」を撮り始めました。銀座の松島ギャラリーにて初めての個展「人間の土地」を発表。大学院の学生だった頃から写真家として認められ、「王国」でさらに高い評価を受けました。その後「消滅した時間」で世界的な写真家となり、国内外の一流ギャラリーや有名な美術館などで数多くの展覧会を開催、作品集を発表するようになりました。

1975年に奈良原は東京工芸大学写大ギャラリーにおいて、「奈良原一高 静止した時間 1962-64&1973」を開催しました。写大ギャラリーでは「王国」「消滅した時間」より代表的なオリジナル・プリントを収蔵しておりましたが、この度、奈良原一高アーカイブズのご厚意を賜り、収蔵作品を一度に300点に増やすことができました。そうしたことにより、奈良原の足跡をオリジナル・プリントから俯瞰することが可能となりました。奈良原は、軍艦島やトラピスト修道院、女子刑務所などの閉じられた空間から、ヨーロッパの街並みや人々、日本の文化、アメリカの広大な自然など、生涯において幅広いものに目を向けていたことがわかります。

奈良原一高は、何を見、どこを目指したのでしょうか。作品のタイトルや、作品集のあとがきなどから、時間、宇宙、ノスタルジアなど、いくつかのキーワードが見えてきます。写真集『消滅した時間』に、奈良原は「宇宙への郷愁」と題された文章を寄せています。その中で奈良原は、自らが見た夢について「宇宙への旅立ちにあたって、人間は何を持って行くのだろうか。僕の見た夢は、何よりも写真を持って行くに違いないと、暗示しているかのようだ。」と語っています。

奈良原は2005年から長い闘病生活に入り、2020年に惜しまれながらもこの世を去りました。しかし、これからも日本を代表する写真家として、ひときわ明るく輝き続けるに違いありません。ぜひ、奈良原一高の世界をお楽しみ下さい。



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2021年9月13日(月) ~ 2021年11月20日(土)
(月〜金)10:00 ~ 18:00、(土)10:00 ~ 17:00

日曜日休館

東京工芸大学 写大ギャラリー
〒164-8678 東京都中野区本町2-4-7 5号館(芸術情報館)2F





by higashikawa_blog | 2021-09-26 11:38 | 受賞作家関連
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