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東川町国際写真フェスティバル Offcial blog

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奥山淳志氏 展覧会『動物たちの家』出版記念写真展


東川賞受賞作家 展覧会のお知らせ

ブックショップ ナディッフモダンにて、奥山淳志氏の展覧会が開催中です。


『動物たちの家』出版記念写真展

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©奥山淳志


以下リンクより

『庭とエスキース』の著者である写真家の奥山淳志による新しい動物文学『動物たちの家』の出版を記念した写真展を開催します。『動物たちの家』に収録している写真を中心に未収録作品を加えて、作家の暗室で制作された発色現像方式印画によるオリジナル・プリント約25点を展示予定です。


●書籍ご購入特典

展示期間中に書籍『動物たちの家』をお買い上げの方には、特典として作家制作によるオリジナルフォトカードを3種セットでプレゼントします。


●『動物たちの家』について

昨年のちょうど今頃だろうか。遠い記憶の奥底に手を伸ばすようにして文章を書きはじめた。主な内容は子供の頃に飼っていた犬、鳩、ハムスター、インコといった動物たちについてで、いわば「動物たちとの日々」とでも呼ぶべきものだった。

書いていてずっと頭にあったのは、動物たちに向かう感情の源と行方だ。ふかふかな毛並みや羽毛に包まれ、きらきらと光る瞳を持った小さな動物たちは、存在すべてが奇跡そのものだ。なぜ、この手で抱きしめたいのか、存在のすべてを求めるのか、言葉が生まれる前に惹き寄せられていく。それは一瞬にして心を奪われるような感覚に近い。

しかし、そうやって抱き寄せた動物たちとの日々はやがて終わる。動物たちがいつか去っていくのは絶対の約束だし、この約束が守り遂げられる前に僕たち自身が動物たちから遠ざかっていくこともある。人間にとって動物という存在は忘れ物になっていくこともある。実際、僕自身もそうで多くの動物たちをぞんざいに扱った。

でも動物たちの全身から伝えられたぬくもりは、やがて目を覚ます。あの日、生きていた動物たちの存在感は、火種のように小さくも強い炎を僕の胸の中で灯し続けてきたように思う。それは生命を持つもの、動物に触れた先でしか得ることができない感覚だと思う。

そして動物たちが灯す存在感は記憶のなかにだけあるものではない。ずっとつながっているとしか、あるいは今も求め続けているとしか言いようがないのだが、僕の日々には常に動物たちの存在があって、過去に覚えたあの感覚が新しい息吹をまとい続けているという実感がある。動物たちとの新しい過去と懐かしい現在。そこに見出したかったのは、生命持つものの存在の行方だったような気がする。

動物が目の前に現れると「ああ、動物がいる」と、僕の視界はその存在でいっぱいになる。視界の真ん中にいる動物たちはいつも真新しく、そして温かな奇跡のように思える。

奥山淳志



●EVENT

『動物たちの家』出版記念トーク&スライドショー

【出演】奥山淳志
【日時】11/21(日) 18:30~20:00 ※受付18:00~
【場所】Bunkamura地下1階 ドゥ マゴ パリ テラス
【定員】20名
【料金】1,700円(税込) ★コーヒー付き

【チケット】10/22(金)10:00より、オンラインチケットMY Bunkamuraにて発売
    お申込みはこちらから

※屋外での開催のため、暖かい服装でお越しください。
※雨天の場合、屋内の特設会場で開催します。


●書籍紹介


『動物たちの家』
ともに暮らした小さな生き物たちへの友情と哀惜。動物を求める感情の源を見つめ、その“場所”で息をしている生命のすがたを綴る、新しい動物記。

版元:みすず書房
発売日:2021/08/02
仕様:四六判
頁 数:320頁
価 格:3,080円(税込)


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【会期】10/22(金)~11/23(火・祝)

【会場】ナディッフモダン 店内2F

〒150-8507 東京都渋谷区道玄坂2-24-1





by higashikawa_blog | 2021-10-25 09:10 | 受賞作家関連
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