東川賞受賞作家 展覧会のお知らせ
Artizon Museumにて、森村泰昌氏の展覧会が開催中です。
M式「海の幸」
以下リンクより
「ジャム・セッション」は石橋財団コレクションと現代美術家の共演です。その第2回目に迎えるのは、森村泰昌。森村は、1985年、ゴッホの自画像に扮するセルフポートレイト写真を制作して以降、今日に至るまで、古今東西の絵画や写真に表された人物に変装し、独自の解釈を加えて再現する「自画像的作品」をテーマに制作し続けています。 石橋財団が所蔵する青木繁《自画像》(1903年)、《海の幸》(1904年)にインスピレーションを得た作品を制作するなど、森村は以前から当財団の青木作品へ密かな想いを寄せていました。このたび、改めて《海の幸》と本格的に向き合い、当作品が制作された明治期以降の日本の文化、政治、思想などの変遷史を“森村式”、略して“M式”「海の幸」として形象化し、青木への熱い想いを新たなる作品シリーズへと昇華させます。 この展覧会は、当財団コレクションより青木作品約10点と、森村作品約60点で構成されます。うち50点以上は、この展覧会のために制作された森村による新作です。森村と青木のかつてないセッションをご覧いただきます。
石橋財団コレクションとは
石橋財団コレクションは、創設者・石橋正二郎の個人収集から始まり、その後、公益財団法人石橋財団によって引き継がれました。現在約 2,800 点を数えるコレクションは、西洋絵画、日本近代洋画をはじめとして、西洋・東洋の彫刻や陶磁器、中国・日本書画にまで渡り、さらに 20 世紀美術、現代美術にまで視野を広げています。
ジャム・セッションとは
ジャム・セッションは、アーティゾン美術館のコンセプト「創造の体感」を体現する展覧会です。アーティストと学芸員が共同して、石橋財団コレクションの特定の作品からインスパイアされた新作や、コレクションとアーティストの作品のセッションによって生み出される新たな視点による展覧会を構成します。過去から現代、次代へ向けての架け橋となるプロジェクトを目指します。今後も、毎年一回開催する予定です。
******************************2021年10月2日[土] - 2022年1月10日[月] 10:00 〜 18:00 祝日を除く毎週金曜日は20:00まで 入館は閉館の30分前まで 月曜休館Artizon Museum
〒104-0031 東京都中央区京橋1-7-2