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上原沙也加氏 展覧会「The Others 2020-2021」


東川賞受賞作家 展覧会のお知らせ

IG Photo Galleryにて、上原沙也加氏の展覧会が開催されます!


The Others 2020-2021

上原沙也加氏 展覧会「The Others 2020-2021」_b0187229_10343243.jpg
©上原沙也加


以下リンクより

IG Photo Galleryでは2021年12月7日(火)より上原沙也加展「The Others 2020-2021」を開催いたします。
 上原は2020年に第36回東川賞新人作家賞を受賞した若手作家で、今回の展示は受賞作「The Others」の続篇となるシリーズ最新作です。
 「The Others」シリーズは沖縄県で撮影された作品です。沖縄で生まれ育ち、東京で大学生活を送った上原は、沖縄が記号的な解釈による過剰なイメージで描かれていることに違和感を感じたといいます。  報道にせよ広告宣伝にせよ、沖縄を表象する多くのイメージは紋切り型の表現にとどまり、一方向に見られる場所として消費されている。そのような実感から、上原は自身の経験を踏まえ、生活の場所としての沖縄の姿を写真で捉え直そうと試みています。
 今回、発表される「The Others 2020-2021」においてもその視点は変わりません。写真に写っているのは沖縄らしさを強調したものではなく、ましてやエキゾチシズムを感じるようなものでもありません。しかし、写真のそこここには沖縄という小さな島々に押し付けられてきた歴史や問題、つくりあげてきた文化の一端を想起させるものを見つけることができます。そして、それらがこの地で暮らしている人たちとどのような関わりを持ってきたのかを想像することができます。
 東京をはじめとする現代日本の都市部と共通する町並みや建築と、沖縄文化の意匠、アメリカ文化の影響が写り込んだ写真からは、この場所が重ねてきた複数の時間を読みとることができるでしょう。
 写真の歴史において、これまでも東松照明、中平卓馬、比嘉康雄、平敷兼七、伊志嶺隆、石川真生、石川竜一など数多くの写真家がそれぞれの視点で沖縄を撮影してきました。上原はその系譜に連なるもっとも若い写真家の1人です。先達たちと上原の作品の差異を考えることも、この作品を見るうえでは重要な視点だと思います。
 また、特定の地域を撮影した写真であるというだけでなく、同時代を生きる私たちの「いま」を写したものでもあることも忘れるわけにはいきません。写真は「見る/見られる」という関係をつくりだすため、時には撮影者と被写体とを分断してしまいますが、上原の作品には風景や事物からの視線を受け止める感受性があると私は思っています。
 写真を見る私たちもまた、一方的に「見る」のではなく、写真に写された風景や事物、あるいは時間の側から「見られている」のかもしれない。そんな想像を働かせて作品を見ていただければ幸いです。

タカザワケンジ(写真評論家・IG Photo Galleryディレクター)


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2021年12月7日(火)~12月25日(土)
時間:12:00~20:00(最終日は18:00まで)
休廊:日曜日・月曜日・祝日
IG Photo Gallery
〒104-0061 東京都中央区銀座三丁目13番17号 辰中ビル3階




by higashikawa_blog | 2021-12-03 10:36 | 受賞作家関連
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