岡田敦氏 展覧会「道東アートファイル2022+道東新世代」

北海道の雪につながる白の有機的・抽象的な立体造形を生み出す上野秀実。根室半島沖にあるユルリ島に通い、野生化した馬を撮り続けている岡田敦。油彩などにより、人物をクローズアップして捉え写実的でありながらも独自の筆跡を加える佐藤真康。物語性と抒情性を帯びた半具象の生き物や植物などを、木版リトグラフで生み出す篠田亜希子。道東に生きる野生動物の命の輝きをテーマとし、独自の視点でカメラにおさめる古川博己。赤の布と糸を用いた手縫いにより、ダイナミックかつ緻密で自在な立体造形を生み出す南澤美紀子。更に、「アートギャラリー北海道」事業の一環として「道東新世代」にも焦点を当てます。強く自由な女性像を、独自の版画技法で表現する磯優子。日常や社会のズレや違和感をすくい上げ、シルクスクリーンの技法を用いて作品化する中村花絵。
8人の作家を通して、現在の道東地域の美術の活況を感じてください。