展覧会「石原悦郎への手紙 Part II -AIR MAIL-」
ZEIT-FOTO Kunitachiでは4月2日から『石原悦郎への手紙 Part II -AIR MAIL-』を開催いたします。石原悦郎とZEIT-FOTO SALONの記録と記憶を残すことを目的として2018年に発足したアーカイブプロジェクトの活動により、これまで1600通を超える書簡が整理されてきました。本展では、それら書簡の中からAIR MAILとして石原に送られた19人の作家からの手紙と、ZEIT-FOTOコレクションよりその手紙の書かれた時期の各作家の作品を選び、ともに展示いたします。また今回は作家のご厚意により、一部石原から作家へ宛てられた手紙も展示いたします。石原悦郎と作家の親交がうかがえるにとどまらず、各作家の活動や作品制作の背景をも垣間見ることができる展示となります。
展示作家
青木野枝、安齊重男、井津建郎、イトウマリ、尾仲浩二、オノデラユキ、郷津雅夫、柴田敏雄、杉浦邦恵、
鈴木涼子、清家富夫、鷹野隆大、田中麻記子、楢橋朝子、松本路子、渡辺眸、ロバート・フランク、
ベルナール・フォーコン、ビル・ブラント
石原悦郎(1941ー2016)
東京都生まれ。立教大学法学部卒業。卒業後は法曹界を目指して欧州に遊学するも、とりわけフランスの古典芸術に魅せられ芸術の道を志すようになる。ギャルリー・ムカイ、自由ヶ丘画廊を経て独立。
1978年に東京、日本橋室町に日本で最初のコマーシャル・フォト・ギャラリーであるZEIT-FOTO SALONを創設。フランス、アメリカをはじめとする海外作家を紹介し、日本に「オリジナル・プリント」という考え方を広める。同時に荒木経惟や森山大道といった日本を代表する写真家を世界に送り出した。2000年代に入ると中国や韓国といったアジア圏で自身のコレクション展を企画開催し、大きな影響を与えた。絵画やワイマール期のSPレコードの収集家としても知られる。
2016年、肝不全により亡くなる。
******************************
2022年4月2日(土)ー 5月14日(土)
OPEN: 金・土曜日 及び 4月3日・4月10日・4月17日
11:00 ~ 18:00 火・水・木曜日はアポイントメントのみ
ZEIT-FOTO kunitachi
186-0004 東京都国立市中2-22-33