深瀬昌久氏 展覧会「深瀬昌久 1961-1991 レトロスペクティブ」
東川賞受賞作家 展覧会のお知らせ
東京都写真美術館にて、深瀬昌久氏の展覧会が開催中です。
深瀬昌久 1961-1991 レトロスペクティブ
以下リンクより
このたび東京都写真美術館では「深瀬昌久1961–1991 レトロスペクティブ」展を開催します。深瀬昌久は自身の私生活を深く見つめる視点によって、1960年代の日本の写真史のなかで独自のポジションを築きました。それは写真の原点を求めようとする行為でもあり、のちに「私写真」と呼ばれ、写真家たちが向かった主要な表現のひとつとして展開していきます。
深瀬は妻や家族など、身近な存在にカメラを向け、自身のプライベートを晒しながら、自己の内面に潜む狂気に意識を向けていきます。その狂気は、被写体に対する愛ある眼差しと、ユーモラスな軽やかさが混在し、深瀬作品を特別で唯一無二なものにしています。
本展では、〈遊戯〉〈洋子〉〈烏(鴉)〉〈家族〉など、主要作品を網羅した東京都写真美術館のコレクションに加え、《無題(窓から)》〈洋子〉、日本大学芸術学部が1980年代初頭に収蔵した〈烏(鴉)〉、個人所蔵の〈ブクブク〉〈サスケ〉ほか、充実した作品群によって構成します。1960年代から1990年代の初頭に活動した深瀬昌久の軌跡を辿り、彼独自の世界に触れる機会とします。
展示構成[全8章]
1章|遊 戯
2章|洋 子
3章|家 族
4章|烏(鴉)
5章|サスケ
6章|歩く眼
7章|私 景
8章|ブクブク
出品作品点数
計114点(写真作品113点、壁面直貼り作品は1式で1点)※資料および書籍15点
深瀬昌久|Masahisa Fukase1934年北海道生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。日本デザインセンターや河出書房新社などでの勤務を経て、1968年に独立。1960年代初期よりカメラ雑誌を中心に写真作品を多数発表。1974年、米・ニューヨーク近代美術館で開催された企画展「New Japanese Photography」を皮切りに、世界各国の展覧会に多数出品。代表作に〈遊戯〉〈洋子〉〈烏(鴉)〉〈家族〉〈サスケ〉などがある。1977年第2回伊奈信男賞、1992年第8回東川賞特別賞など受賞。2012年没、享年78。
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開催期間:2023年3月3日(金)~6月4日(日)休館日:毎週月曜日(ただし、5/1は開館)料金:一般 700(560)円/学生 560(440)円/中高生・65歳以上 350(280)円 ※( )は当館の映画鑑賞券ご提示者、年間パスポートご提示者(同伴者1名まで)、各種カード会員割引料金。各種割引の詳細はご利用案内をご参照ください。各種割引の併用はできません。 ※小学生以下、都内在住・在学の中学生および障害者手帳をお持ちの方とその介護者(2名まで)、年間パスポートご提示者(回数の上限あり)は無料。
by higashikawa_blog
| 2023-03-22 08:05
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