鈴木理策氏 展覧会「冬と春」
鈴木理策個展「冬と春」を開催します。
淡い冬の光と、流氷、雪原の白をたゆたい、春の到来を告げる桜、春の気配を画像のすみずみに生きづかせる緑の水鏡といった「冬と春」を代表するイメージで会場を構成します。これらは、冬から春へと間断なく流れていく時間の中で、あくまでカメラのレンズが写すことのできる世界の表層において、きわめて複雑な変化がこの世界のあちこちで生起していることに気づかせてくれます。そして鈴木理策の写真は、この「生起する瞬間」こそをとらえています。一周年を迎えるPURPLEでぜひご高覧ください。
鈴木理策|Risaku Suzuki
1963年和歌山県生まれ。1987年東京綜合写真専門学校研究科卒業。2000年『PILES OF TIME』で第25回木村伊兵衛写真賞受賞。個展に「意識の流れ」(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館・東京オペラシティギャラリー・田辺市立美術館、2015-2016年)、「熊野 雪 桜」(東京都写真美術館、2007年)、写真集に『冬と春』『知覚の感光板』(赤々舎)等。東京国立近代美術館、東京都写真美術館、サンフランシスコ現代美術館、ヒューストン美術館等に作品が収蔵されている。
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会期: 2023年4月1日[土]-5月7日[日]
時間: 13:00-20:00[月・火・水・木・金] 11:00-19:00[土・日・祝]
※4/12[水]のみ17:00 close