野町和嘉氏 写真展「地平線の彼方から」
これまで野町氏は、過酷な風土を生き抜く人々の営みと信仰をテーマとして、中近東、アジア、南米など世界規模の取材に取り組んできました。また、雄大な自然、厳かな聖地、多彩な遺跡や建造物等、記録した様々な世界遺産は、見る人の心に訴えかけてきます。
本展では、野町氏の写真家歴50余年の作品の中から215点を展示し、その魅力に迫ります。
野町 和嘉(のまち かずよし)
1946年、高知県三原村生まれ。高知県立高知工業高校を卒業後、写真家・杵島隆氏に師事した野町氏は、1972年サハラ砂漠への旅をきっかけにアフリカ取材を開始。その後、地球規模で世界遺産を探訪する旅を続け、壮大なスケール感の作品を撮り下ろしました。
本展によせて 野町 和嘉
私にとって郷里で開催される本展は、2008年の「聖地巡礼」展以来、15年ぶりとなります。その間に東京を中心に開催してきた、「地平線の彼方から」、「世界遺産」、「シベリア収容所」という視点の異なる3つの写真展を、新作を加えて再構成し、高知県立美術館の2つの展示スペースを使って同時開催できるのはとってもスリリングな試みです。写真家として活動を始めて約50年になりますが、ごく初期のサハラ砂漠の作品から、30年前のソビエト崩壊直後に垣間見たロシアの暗部を、ウクライナ侵攻という理不尽な現実に触発されての急遽発表。そしてコロナ禍の直前まで続いた、地球規模で世界遺産を巡る旅の集大成展となります。乞うご期待です!
開館時間:9:00~17:00(入場は16:30まで)
観覧料:一般前売960円、一般当日1,200円(960円)、大学生850円(680円)、高校生以下無料
※前売券販売所=県立美術館ミュージアムショップ、金高堂書店本店、サニーマート(毎日屋、一部店舗を除く)、高知蔦屋書店、こうち生活協同組合(コープよしだ、コープかもべ)、県庁生協売店、ローソンチケット[Lコード:63882]
※( )内は20名以上の団体料金※年間観覧券所持者は無料※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳及び被爆者健康手帳所持者とその介護者(1名)、高知県及び高知市長寿手帳所持者は無料
※前売券は7月7日〈金〉まで販売
主 催:高知県立美術館(公益財団法人高知県文化財団)、高知新聞社、RKC高知放送
協 賛:キヤノンマーケティングジャパン株式会社、馬路村農業協同組合、中島健藏写真事務所、新ロイヤルホテル四万十、一般財団法人土佐幡多の会
後 援:公益社団法人日本写真家協会、高知県教育委員会、高知市教育委員会、三原村、三原村教育委員会、KCB 高知ケーブルテレビ、エフエム高知、高知シティFM放送
協 力:OM SYSTEM GALLERY
企画協力:株式会社クレヴィス
高知県立美術館
〒781-8123 高知県高知市高須353-2