石川竜一さん 展覧会「風土 人間の殻」

このたび2023年8月3日(木)から9月3日(日)まで、雑誌『写真』vol.4「テロワール/TERROIR」の刊行を記念して、石川竜一個展「風土 人間の殻」と、口絵作家6名(笹岡啓子、田附勝、中井菜央、山口聡一郎、田代一倫、北井一夫)による特別展示を、コミュニケーションギャラリーふげん社にて同時開催いたします。
2023年7月20日にふげん社より発行される雑誌『写真』(Sha Shin Magazine)vol. 4のテーマであるテロワール(Terroir)は、ワインの品評において「土地の味わい」を表すフランス語です。日本各地で制作を続ける写真家たちがとらえた、風土をめぐる写真を一望し、環境が彼らにどのように影響を与え、新たな表現となり立ち現れてくるのかを提示しています。
vol.4「テロワール/TERROIR」の巻頭は、石川竜一が本誌のために撮り下ろした新作「風土 人間の殻」を掲載します。ふげん社3階では、本誌掲載作を含む約30点を展示いたします。石川は、『okinawan portraits 2010-2012』、『絶景のポリフォニー』(2014、赤々舎)の自身の出身地である沖縄で撮影したスナップとポートレートで第40回木村伊兵衛写真賞を受賞し、高い評価を得ています。沖縄以外の日本各地のスナップを収めた最新写真集『zk』(2022)から繋がる今回の掲載作は、「人は人の中に景色を見ることができる」と本人が語るように、それぞれのポートレートからは地域性、歴史性、社会性、精神性というそれぞれの個が立ち上がる一方で、人間の動物的な存在という普遍性を際立たせています。石川がポートレートの中に見出した「絶景」にご期待ください。
また、vol.4「テロワール/TERROIR」特集の口絵掲載作家である笹岡啓子、田附勝、中井菜央、山口聡一郎、田代一倫、北井一夫の作品を、同じくふげん社2階・Papyrusギャラリーにて展示します。独自の距離感を持って、それぞれの土地と関わり合いながら生み出された写真作品を、本誌と合わせてぜひご覧いただけますと幸いです。
[特別対談] 石川直樹(写真家)× 村上仁一(雑誌『写真』編集長)
8月27日(日)17:00〜18:30
参加費 1000円(会場観覧・オンライン配信)
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ギャラリートーク 石川竜一 × 飯沢耕太郎(写真評論家)
9月2日(土)14:00〜15:30
参加費 1000円(会場観覧・オンライン配信)
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2023年8月3日(木)〜9月3日(日)
12:00〜19:00(土日は18:00まで)
休廊:月曜日、夏季休業8月14日(月)〜17日(木)
コミュニケーションギャラリーふげん社
〒153-0064 東京都目黒区下目黒5-3-12


