長倉洋海氏 写真展「地球に謳う」

写真展案内
フリーランスの写真家になって44年。エルサルバドルやアフガニスタンなどの紛争地帯や、アマゾン、シベリアなどの辺境地を訪れ、困難を乗り越えながら、まっすぐに生きる人々の姿にカメラを向けてきました。今回の「地球に謳う」展では、サハラの南に位置するマリとアフリカ大陸に寄り添ったようなマダガスカル島、先住民が暮らすアマゾンと特異な風土を持つブラジル・ノルデスチ(北東部)、シベリアのツンドラ地帯で暮らすトナカイ遊牧民、内戦時のスリランカや故郷釧路の写真など世界各地で撮影したものを展示します。
歌や踊り、祖先から続く伝統と知恵、そして地球に生かされているという謙虚な心。それらは彼らを支えるだけでなく、現代社会にとっても一縷の希望だと思っています。
これらの写真が時空を飛び超え、みなさんの心に届くことを願っています。
1952年、釧路市生まれ。写真家。同志社大学卒業。1980年から世界の紛争地を取材、その後、アマゾンやシベリアなど辺境の地を多く訪れる。土門拳賞、講談社出版文化賞などを受賞。2006年、フランスの国際フォト・ジャーナリズム祭に招かれ「マスード 敗れざる魂」展を開催。2017年、東京都写真美術館で「フォト・ジャーナリスト長倉洋海の眼 地を這い、未来へ駆ける」展を開催。2015年より実家を使って、世界で出会った人と受講生をつなぐ場として「長倉商店塾」を開講している。2023年9月、東京都写真美術館で公開された映画「鉛筆と銃—長倉洋海の眸」全国を巡回している。
(最終日 : 10:00~15:00)
休館日 : 日曜日・祝日の一部(お問い合わせください)