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奈良原一高氏 展覧会 「肖像の風景」


東川賞受賞作家 展覧会のお知らせ

JCIIフォトサロンにて、奈良原一高氏の展覧会が開催中です。


肖像の風景

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©奈良原一高


以下リンクより

 JCIIフォトサロンでは、来る2024年1月5日(金)~2月4日(日)まで、奈良原一高「肖像の風景」展を開催します。

 美術史を専攻する学生時代に池田満寿夫、靉嘔(あいおう)らと活動していた奈良原一高は、1959年に川田喜久治、佐藤明、丹野章、東松照明、細江英公らとともに写真のセルフ・エージェンシー「VIVO」を設立し、その後、パリやニューヨークを拠点に世界各地で撮影を続け、造形的な作品が国内外で高い評価を受けました。2020年1月の逝去後も、彼の足跡を追う展覧会が続々と開催されて、その作品は多くの心をとらえ続けています。

 本展では、1980年代日本の各界リーダー29名を奈良原ならではの感性でとらえた作品を、オリジナルプリント(57点、すべてモノクロ)でご覧いただきます。

 このシリーズは、当初から写真集としてまとめることを考えながら『新潮45+』にて発表されました。東京天文台野辺山宇宙電波観測所で電波望遠鏡をバックに立つ赤羽賢司(天文学者)、「ハナエ・モリ」ビルのショーウィンドーでポーズをとる森英恵(ファッションデザイナー)、競走馬生産者として種牡馬ナンバーワンのノーザン・テーストに顔を寄せる吉田善哉(社台ファーム・オーナー)など、各々の仕事場を背景にした作品は造形的で、美しさの中に被写体の生き方が表現されています。

 写真家として30年近い実績を重ねながらこのシリーズまでポートレイトを撮ることがなかった奈良原ですが、撮影の2年半で「Humanscapeとも呼ぶべきパースペクティブにたどりついたようだ」と記しています。社会/世界から人間存在を問う作品を撮っていた彼が、人間から社会/世界をとらえようとした作品といえましょう。


奈良原 一高 (ならはら いっこう)
1931年、福岡県生まれ。1954年に中央大学法学部を卒業し、1959年に早稲田大学大学院修了。同年、セルフ・フォトエージェンシー「VIVO」結成に参画(1961年解散)。1962~1965年に渡欧してパリを拠点に、また、1970~1974年に渡米してニューヨークを拠点に活動。1999~2005年に九州産業大学大学院教授を務める。1996年に紫綬褒章受章。2006年に奈良原一高アーカイブズ設立。2020年、逝去(享年88歳)。

主な受賞:第2回日本写真批評家協会新人賞(1958年)、第18回芸術選奨文部科学大臣賞(1968年)、第9回毎日芸術賞(1968年)、日本写真協会年度賞(1986年)

主な個展:「人間の土地」(松島ギャラリー、1956年)、「Ikko Narahara」(パリ・ヨーロッパ写真美術館、2002-2003年)、「時空の鏡―シンクロニシティ」(東京都写真美術館、2004年)、「手のなかの空―奈良原一高1954-2004」(島根県立美術館、2010年)、「人間の土地/王国Domains」(JCIIフォトサロン、2020年)

主な写真集:『ヨーロッパ・静止した時間』(鹿島研究所出版会、1967年)、『スペイン・偉大なる午後』(求龍堂、1969年)、『王国 映像の現代第1巻』(中央公論社、1971年)、『消滅した時間』(朝日新聞社、1975年)、『ヴェネツィアの夜』(岩波書店、1985年)、『肖像の風景』(新潮社、1985年)、『人間の土地』(リブロポート、1987年)




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2024年1月5日(金)~2月4日(日)
10:00~17:00
休館:毎週月曜日(祝・祭日の場合は開館)
102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル



by higashikawa_blog | 2024-01-13 16:19 | 受賞作家関連
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