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柴田敏雄氏 展覧会「Geometrical Drawing」


東川賞受賞作家 展覧会のお知らせ

POETIC SCAPEにて、柴田敏雄氏の展覧会が開催中です。


Geometrical Drawing

柴田敏雄氏 展覧会「Geometrical Drawing」_b0187229_19145676.png


以下リンクより

2024年10月26日から12月8日まで、POETIC SCAPEでは二度目となる柴田敏雄の個展「Geometrical Drawing 」を開催します。また本展示にてArt Week Tokyo 2024に参加いたします。

昨年POETIC SCAPEで開催した展覧会「DAY FOR NIGHT」では、柴田がベルギー留学から帰国後、1980年 から1988年にかけて撮影したモノクロームの作品を紹介しました。夜の写真からスタートし、今後の作品の方向 性を模索しつつ昼の写真にも取り組み始めていた時期、たまたま出会ったダム建設地に続く道路脇のコンクリート の塊を被写体として撮影したことをきっかけに、ダムや擁壁、橋などの構造物を撮影するようになっていきます。

1986年、柴田はこれらの作品を、当時日本橋にあったZEIT-FOTO SALONでの個展「Geo-Metry-Graphy」で 発表します。「Geo-Metry-Graphy」とは、Geography(地理)とGeometry(幾何学)にPhotography(写真)を掛 け合わせた柴田の造語です。今回の個展で展示する作品は、特に幾何学的な(Geometrical)構図を持つ作品が多いので、この1986年の展覧会のことを思い出したと柴田は言います。

ZEIT-FOTO SALON での展覧会案内で柴田は「今回の展示では昼間の部分で、夜の場合と異なり、暗闇が不要な部分をうまく隠してくれません。くっきりと現れた不愛想な風景に骨格をあたえることで、想像力をあたえたつ もりです。」と書いています。 「画面上に骨格、基礎となる構造を持たせることを常に念頭に置き、中立的な視点で形や対象を見る事を心がけて 風景(Landscape)の撮影を始めました。それは、ある景色の紹介や説明、また Vista Point* からの写真ではな く、目の前の任意の風景からあるSceneを自分のやり方で切り出す作業でした。モノクロ写真からカラー写真へと 手法が変わった後も、この基本的な考え方はずっと続いています。」(本展に寄せて:柴田敏雄)

本展では、ほぼ全て新作となるカラー作品約20点を展示します。

(注:Vista Point:前もって用意された良い景色をみるための場所)



<Profile>
柴田敏雄 (Toshio Shibata)
1949年東京生まれ。東京藝術大学大学院油画専攻修了後、ベルギーのゲント市王立アカデミー写真科に入り、写 真を本格的に始める。日本各地のダムやコンクリート擁壁などの構造物のある風景を大型カメラで撮影、精緻なモ ノクロプリントで発表、2000年代よりカラーの作品にも取り組み始め、その表現の領域を広げる。国内外多数の美術館に作品が収蔵されている。



********************************

<展示概要>
柴田敏雄 |Geometrical Drawing
会場:POETIC SCAPE
住所:東京都目黒区中目黒4-4-10 1F
会期:2024年10月26日(土)− 12月8日(日)
時間:水曜-日曜 13:00-18:00 *11/7-11/10はアートウィーク東京 2024のため10:00から営業
休廊:月曜・火曜・祝日







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