展覧会「瑛九へのオマージュ展」
瑛九は、戦後日本の美術界におけるアバンギャルド的な存在であり、多くの若手芸術家に多大な影響を与えました。また教育関係者とも交流があり、浦和のアトリエは、“瑛九のサロン”と呼ばれ、自然豊かな牧歌的環境の中で文化を育む起点となりました。
平屋のアトリエ兼住居は、我々の保存活動の甲斐もなく、今年1月5日に取り壊されてしまいました。アトリエの記憶は永遠に、我々の深層心理に存在することになりました。
瑛九の幅広い表現手段による作品の数々や、デモクラート美術家協会、創造美育運動などを検証すると現代にも生かせることが多いことに気づきます。本展では“瑛九アトリエを生かす会”の活動を振り返るとともに、調査研究報告書やアトリエ解体時に譲り受けた建具や庭木、その遺品から新たに制作した作品、瑛九へのオマージュ作品などが展示されます。また、生前の都夫人と懇意にしていた方々が保管する、瑛九への想いを繋ぐ貴重な作品もご紹介します。
出展作家|青山 恭之(アトリエ・リング )
浅見 俊哉
塩﨑 由美子
渋谷 和良
鈴木 のぞみ
高草木 裕子
高島 芳幸
特別出展|瑛九
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池田 満寿夫
細江 英公
秋間悠希、桑村亮我、持田穂乃佳
(日本工業大学大学院工学研究科建築デザイン学専攻)
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会 期|2024年11月8日~11月24日
時 間|11:00~18:00
会 場|柳沢画廊 〒330-0063 埼玉県さいたま市浦和区高砂 2-14-16
休 廊|水・木曜日