私はよく日本各地を旅していた。あてもなく歩きまわることが好きだった。その土地の風を感じ、自分にとっての新しい風景を目にできたことが純粋に嬉しかった。
それらの旅の中でいつも出会うものがあった。信楽焼でできた狸の置物だ。それまでほとんど気に留めていなかった狸の置物だったが、そのことに気がついてからは意識せざるを得なくなった。店先に置かれる一般的によく知られている狸の置物以外にも、様々な形や大きさや色があることを知った。今や日本人にとっては当たり前となっている狸のいる風景を改めて考えてみると、非常に奇妙であり、そして愛おしくもある。
これはどこまで広がっているのだろう。狸をめぐる旅はまだまだ始まったばかりだ。
藤林 彩名
1995年埼玉県生まれ。2017年日本写真芸術専門学校フォトフィールドワークゼミ卒業。2021年恵比寿にてメンバー9名と共に自主ギャラリーKoma galleryをオープン。Koma galleryをベースに年に3回ほど作品を発表している。
Higashikawa photo Award
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これはどこまで広がっているのだろう。狸をめぐる旅はまだまだ始まったばかりだ。
藤林 彩名
1995年埼玉県生まれ。
2017年日本写真芸術専門学校フォトフィールドワークゼミ卒業。
2021年恵比寿にてメンバー9名と共に自主ギャラリーKoma galleryをオープン。
Koma galleryをベースに年に3回ほど作品を発表している。
Sunway Geo Avenue(マレーシア、セランゴール)
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