宇和島フォトフェスティバル2025 UWAJIMA SIGHTS

岩根愛
2006年から取材を重ね、夏の三カ月でハワイ各地の寺院約90カ所のボンダンスを記録し、後に福島にも拠点を置き両地域の響き合いを撮影した。変わるものと変わらないもの、共同体の持続、二つの土地を結ぶ盆唄が道標となり、物語が立ち上がっていく。
“キプカ”は溶岩流に残った植物の島を指すハワイ語で、生き残った種子がもたらす新しい生命の始まり、断絶の中に残る拠り所の比喩でもある。
今回は、2023年8月にマウイ島ラハイナを襲った大火のあと、ラハイナ浄土院をはじめとするコミュニティを追った《KIPUKA》に続く作品を発表する。
今回、ハワイ・ホノルル市と姉妹都市の関係にある宇和島市で初めて展示される。
2018年、移民を通じたハワイと福島の関わりを追った『KIPUKA』(青幻舎)を上梓、第44回木村伊兵衛写真賞、第44回伊奈信男賞、第3回プリピクテジャパンアワード等受賞。
著作『キプカへの旅』(太田出版, 2019)。『A NEW RIVER』『Coho Come Home』( bookshop M, 2022, 2024)
安藤瑠美
写真文化における画像編集の創造性を開く試みでもある。
今回は舞台を宇和島に移し、漂白されたまちの新しい表情を創り出すコミッションワークを制作。
人びとの日常生活の喧騒に溢れた都市が、一転、静謐な都市像へと生まれ変わり、住民にとっては普段見慣れた風景が、来訪者にとっては初めての風景が、それぞれにまるで異次元のようになったとき、そこには何が見えてくるのか。
東京藝術大学先端芸術表現科を卒業後、アマナグループ株式会社アン入社、その後独立。
主に写真メディアを用いて制作をしている。画像処理などを取り入れつつ、現実と虚構が入り混じった都市風景の写真制作をしている。
2007年エプソンカラーイメージングコンテスト2007 佐内正史賞、
2019年THE REFERENCE ASIA「PHOTO PRIZE 2019」ナタリー・ハーシュドーファー選優秀作 受賞。
2025年写真集『TOKYO NUDE100』(トゥーヴァージンズ)出版。
http://rumiando.com https://www.instagram.com/andytrowa/
会場:愛媛県宇和島市中心市街地、宇和島城
料金:無料


