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東川町国際写真フェスティバル Offcial blog

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2019年 08月 11日 ( 3 )

深瀬昌久氏 写真集「FAMILY / 家族」


東川賞受賞作家 出版のお知らせ

MACKより、深瀬昌久氏の写真集が出版されます。


FAMILY / 家族

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以下リンクより

「ピントグラスに映った逆さまの一族のだれもが死ぬ。その姿を映し止める写真機は死の記録装置だ」–深瀬昌久

 1971年8月、深瀬昌久は妻の洋子を伴って北海道北部の美深町に降り立った。彼の故郷でもあるそこを訪れるのは実に十数年ぶりのことだった。深瀬の家族は3代にわたって写真館を経営する家系で、弟の了暉が3代目を引き継いでいた。弟と妹に家族ができたことですっかり大所帯に成長した一家と再開した深瀬は、彼らを写真館の写場(撮影スタジオ)に集めて家族の記念写真を撮影することにした。しかしそれは単なる家族写真の形式に留まらなかった。腰巻きひとつを身につけた半裸姿の妻を家族の中に投入したのである。
 この異様な家族写真はその後、妻だけでなく様々な女性モデル達を迎え入れては深瀬の手によって撮影が継続された。定点撮影されることによって家族の年々の変化が精密に確かめられ、それは一家族の歴史の断片を物語る記録として成立するが、その一方では随所に深瀬が仕込んだ虚構が混じる。こうして出来上がった奇妙な家族写真について深瀬が「三代目くずれである私の、パロディー」と言い表していることからも分かるように、家族写真に相応しくない要素を混入させることによって伝統的な家族写真の形式を皮肉ることも目的のひとつであった。
 深瀬家を巡る撮影は5年にわたって続けられた後に中断されるが、1985年に深瀬の父・助造の年老いた姿がきっかけとなって再び開始された。その2年後に迎えた父の葬儀の日にも撮影され、1989年に深瀬写真館が廃業を迎えた日、すなわち家族四散を迎えた日を最後に完結した。当初こそ伝統的な家族写真のパロディとして軽快に撮影が開始された本作は20年近く月日をかけて撮影されることによって、結果的には一家の栄枯盛衰を残酷なほど克明に記録するものに仕上がった。

 本書は、1991年にInter Press Corporationより刊行された写真集『家族』の新装版である。深瀬が生前に手がけた最後の1冊でもあった本作が四半世紀以上の月日を経て、装い新たに生まれ変わる。深瀬写真館で撮影された家族の肖像写真が撮影年順に収録され、巻末には原版に収録された深瀬による自伝と、深瀬昌久アーカイブスの創設者兼ディレクターを務めるトモ・コスガによる本作解説が収録される。

記事:言葉なき対話〈006〉「 Mackと本を作る」(アパートメント)/ トモ・コスガ

プレオーダー *9月入荷予定

*************************************
¥7,800
hardcover
96 pages
310 x 230 mm
black and white
2019
*ご購入は下記リンクより





by higashikawa_blog | 2019-08-11 17:48

森村泰昌氏 展覧会「MAY I START? 計良宏文の越境するヘアメイク」


東川賞受賞作家 展覧会のお知らせ

埼玉県立近代美術館にて開催中の展覧会「MAY I START? 計良宏文の越境するヘアメイク」に、森村泰昌氏が出展しております。


MAY I START? 計良宏文の越境するヘアメイク

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以下リンクより

ヘアスタイリングとメイクアップの両方を指す「ヘアメイク」は、美容やファッションの領域だけでなく、映像や舞台、パフォーミングアーツなど、今日のさまざまな表現に欠かすことのできないものです。その施術者=ヘアメイクアップアーティストの技術と美意識は、単に表現の裏方としてではない、クリエーションとしての価値と魅力を持っています。
 この展覧会は、今注目のヘアメイクアップアーティスト・計良宏文(けら・ひろふみ)の仕事を通して、ヘアメイクの現在と可能性を新たな視点からとらえるものです。計良は宣伝広告や雑誌のヘアメイクを数多く手がけ、パリコレクションをはじめ国内外のファッションショーでヘアチーフを務めるなど、ファッション&ビューティーの最前線で活躍してきました。一方で、近年は現代美術など他領域のアーティストと積極的に協働し、ヘアメイクの概念を刷新する活動を展開しています。
 展示では、広く知られる宣伝広告などの仕事から、従来のヘアメイクの枠を超える挑戦的な仕事まで、計良のクリエーションの全貌を紹介します。計良がヘアメイクを担当した森村泰昌の作品や、かしら(頭部)を制作した文楽人形など、これまでのコラボレーションの成果を紹介するとともに、ファッションデザイナー・坂部三樹郎との共作による大規模な新作映像インスタレーションも発表します。
 本展タイトルの「May I Start?」は、計良がファッションショーのバックステージでヘアメイクを施す前にモデルにかける言葉からとっていますが、今まさに彼がスタートさせた新たな挑戦の数々を目撃してほしい、という計良から鑑賞者への呼びかけでもあります。既成のジャンルを軽やかに越境し、ヘアメイクの可能性に挑む計良宏文の現在地にぜひご注目ください。


参加ブランド・作家名(五十音順)

ANREALAGE(デザイナー 森永邦彦)
勘緑(人形遣い)
SOMARTA(デザイナー 廣川玉枝)
勅使河原城一(写真家・華道家)
蜷川実花(写真家)
MIKIO SAKABE(デザイナー 坂部三樹郎)
森村泰昌(現代美術家)
writtenafterwards(デザイナー 山縣良和)
LIMI feu(デザイナー 山本里美)


***************************
2019年7月6日 (土) ~ 9月1日 (日)
休館日:月曜日(7月15日、8月12日は開館)
10:00 ~ 17:30 (入場は17:00まで)
観覧料:一般1100円(880円)、大高生880円(710円)
※( ) 内は20名以上の団体料金。
※中学生以下、障害者手帳等をご提示の方 (付き添いの方1名を含む) は無料です。
※併せてMOMASコレクション (1階展示室) もご覧いただけます。

埼玉県立近代美術館 〒330-0061 埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1




by higashikawa_blog | 2019-08-11 17:38

オノデラユキ氏 展覧会「コレクション特集展示 ジャコメッティと Ⅱ」



東川賞受賞作家 展覧会のお知らせ

国立国際美術館にて、開催される展覧会「コレクション特集展示 ジャコメッティと Ⅱ」に、オノデラユキ氏が出展いたします。


コレクション特集展示 ジャコメッティと Ⅱ

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以下リンクより

20世紀最大の彫刻家であるジャコメッティの研究において、哲学者・矢内原伊作(1918-89)の存在はとても大きなものです。矢内原は1956年から1961年の間に繰り返し渡仏し、そのモデルを務めました。しかし、矢内原をモデルとしたブロンズ彫刻のうち完成に至ったのは2作品のみで、すべての鋳造を合わせても7体しか現存していません。そのうちの一つが、2018年に国立国際美術館のコレクションに加わりました。矢内原をモデルとしたジャコメッティの彫刻作品が日本国内に収蔵されるのは初めてのことです。当館ではジャコメッティの油彩画《男》を2013年に収蔵しており、「見えるものを見えるとおりに」表現するべく、ジャコメッティが人生を賭して取り組み続けた絵画と彫刻の両方を観ることができます。

本展では、ジャコメッティの生きた時代を越えて、20世紀終盤から今日までの、新しい表現を中心に展覧します。私たちが生きる時代により近い文脈に、ジャコメッティ作品《ヤナイハラ Ⅰ》と《男》を再配置し、コレクションの多面性をご覧いただきます。
新たな作品が1点コレクションに加わるということは、単なる「+1」の足し算ではありません。優れた作品は、そのものひとつで豊かな鑑賞の喜びを与えてくれるものです。しかしそれだけではなく、その作品自身がコレクション全体を新たな光で照らし、これまで見えなかった側面や、作品どうしのつながりに気づかせてくれるのです。
ジャコメッティについての知られざるストーリーを題材に美術史を再検証したテリーサ・ハバード/アレクサンダー・ビルヒラーの作品を中心に、既存の歴史に新たな視点をもたらす作品、作品作りにおける「協働」の面白みを見せてくれる作品、「ポートレート」表現の今日的展開などをご紹介します。

出品作家

ゲオルク・バゼリッツ、荒川修作、リュック・タイマンス、マルレーネ・デュマス、 加藤泉、アルベルト・ジャコメッティ、高松次郎、ミケランジェロ・ピストレット、 塩見允枝子(千枝子)、シュテファン・バルケンホール、トニー・クラッグ、今村源、 工藤哲巳、鈴木友昌、テリーサ・ハバード/アレクサンダー・ビルヒラー、池水慶一、 トーマス・ルフ、オノデラユキ、ロレッタ・ラックス、 アラヤー・ラートチャムルーンスック、小沢剛、北野謙、饒加恩(ジャオ・チアエン)、 米田知子、加藤翼ほか



******************************
2019年8月27日(火)―12月8日(日)

10:00 ─ 17:0089月の金曜・土曜は21:00まで、

10月から12月までの金曜・土曜は20:00まで

入場は閉館の30分前まで


休館日

月曜日(ただし、916日(月・祝)、923日(月・祝)、1014日(月・祝)、114日(月・休)は開館し、翌日休館)


観覧料

一般 430円(220円) 大学生 130円(70円)

( )内は20名以上の団体料金

高校生以下・18歳未満・65歳以上無料(要証明)

心身に障がいのある方とその付添者1名無料(要証明)

本展は同時開催の「日本・オーストリア外交樹立150周年記念 ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」

の観覧券でご観覧いただけます。

夜間割引料金(対象時間は金曜日・土曜日の17:00以降)一般250円 大学生70


無料観覧日 

91日(日)、97日(土)、105日(土)、112(土)、113日(日・祝)、1116日(土)、1117日(日)、127日(土)


国立国際美術館 〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島4-2-55








by higashikawa_blog | 2019-08-11 17:29 | 受賞作家関連
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