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東川町国際写真フェスティバル Offcial blog

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野口里佳氏 写真集『父のアルバム』


東川賞受賞作家 出版のお知らせ

赤々舎より、野口里佳氏の写真集が出版されました。


父のアルバム

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以下リンクより


父のアルバム

時を経て、重なり合う眼差し。


父から生前に渡された一冊のネガファイル。2013年に父が他界した後、野口はネガを日付順に、 暗室で少しずつ焼いていくことにしました。

「父の写真には母と私、弟と妹、父の育てたバラ、そして時折風景が登場します。被写体にぐんと近づいたものもあれば、遠くからそっと撮ったものもあります。背景にはあまり気を配ったりしません。でもその瞬間を撮りたかったのだな、という気持ちはよく伝わってきます。」

もう戻ってこないある瞬間がネガに焼き付き、暗室の中で浮かび上がる── 野口は父の視線を追いながらプリントする時間を通じて、「人はなぜ写真を撮るのか」という当たり前のことを初めて考えたと記します。
時間の隔たりを超えて伝える、写真のもつ不思議な力。本書は、その写真を見るひとりひとりの記憶に触れ、時間の旅にいざなう力を湛えています。

「父の写真は父と家族のためのとても個人的なものです。けれど私がプリントしながら味わった幸福な時間は、写真の持つ不思議な力として、誰かに伝わるのではないかと思うのです。父の視線をなぞった私の視線がどこかの誰かに伝わり、誰かを少し幸せにできるといいなと思っています。」


ネガファイルは、父と母が互いを撮り合った新婚旅行の写真から始まっていました。
とくさ(緑)の表紙には、その一枚が貼り込まれています。



野口里佳

さいたま市出身。那覇市在住。1992年より写真作品の制作を始め、展覧会を中心に作品を発表。現代美術の国際展にも数多く参加している。2002年、第52回芸術選奨文部科学大臣新人賞(美術部門)を受賞。国内での主な個展に「予感」(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、2001年)、「飛ぶ夢を見た」(原美術館、2004年)、「光は未来に届く」(IZU PHOTO MUSEUM、2011-2012年)など。作品は東京国立近代美術館、国立国際美術館、グッゲンハイム美術館、ポンピドゥ・センターなどに収蔵されている。




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¥ 5,000+tax

発行:赤々舎

Size:H276mm×W216mm
Page:72 pages
Binding:Cloth Hardcover


Published in October 2022
ISBN978-4-86541-145-4




# by higashikawa_blog | 2023-02-03 10:04 | 受賞作家関連

楢橋朝子氏 展覧会「春は曙」


東川賞受賞作家 展覧会のお知らせ

PGIにて、楢橋朝子氏の展覧会が始まりました。


春は曙

楢橋朝子氏 展覧会「春は曙」_b0187229_09570536.png
©楢橋朝子


以下リンクより

 PGIでは初めてとなる、楢橋朝子の個展「春は曙」を開催いたします。また、新刊写真集『春は曙』(オシリス)を2023年2月に刊行いたします。ぜひ、貴誌・貴紙にてご案内いただきますようお願い申し上げます。

 楢橋朝子は、まだ学生だった1980年代半ばに写真家森山大道のワークショップ「フォトセッション」に参加します。卒業後の1989年、個展やグループ展含め、一年を通して約10回に及ぶ展覧会を開催。沖縄をはじめ、国内の各地へ撮影行を繰り返し、写真家として旺盛な活動を始めます。アーティストとしてのキャリアをここでスタートさせたと言えるでしょう。当時西新宿にあったギャラリー、街道にて、「春は曙」というタイトルで連続3回の個展を行ったのもこの年です。また、翌1990年には自身の発表の場としてギャラリー「03FOTOS」をオープンし、当時は特に写真展という形にこだわり自身の作品を発表していました。

 1997年には初めての写真集『NU・E』(蒼穹舎、1997)を出版します。その後も、『フニクリフニクラ』(蒼穹舎、2003)を出版、2000年ごろより、のちに『half awake and half asleep in the water』(2007年)としてまとめられ、またその後も『Ever After』、「近づいては遠ざかる」などに続いていく、水の作品の撮影を始めます。『half awake and half asleep in the water』は世界的にも大きな反響を受け、国内外での展示や出版へとつながりました。しかし、デビュー作とも言える「春は曙」はこれまで写真集として編まれておらず、幻の作品となっていました。

 本展は、およそ30数年の時を経て出版される同名の写真集出版に合わせて開催いたします。作家本人の手によって新たにプリントされた作品をご覧いただきます。

「春は曙」の3回の展示に加え、その延長上にある作品も含めて1年間を見返すこととした。今回の展示はニュープリントであるが、久しぶりにベタ、ネガ、当時のバイテンと向き合って、あきらかにここが出発点であったことを再認識した。わたしにもこんな青い春のような時間があったのだと。

 こうした楢橋の言葉からも、「春は曙」というタイトルで三回の個展を行った1989年が非常に意義深い時期であったことが伺えます。作品のほとんどには、特定のどこかや何かというよりは、断片としての風景や時間が写されており、こうして集められたイメージの集合からは、楢橋朝子という個人の眼差しが、社会や全体を記録し理解しようとするのではなく、全体を創る「部分」を象徴的に捉えることで自分と世界の距離を測っていることが伺えます。そのことからは、楢橋が、とどまらずその場所を通り過ぎる人であったことも垣間見え、ある面ではそうしたあり方に執着さえもしていたのではないかと考えさせられます。一点、海の遥かに見える桜島とその噴煙は、明らかにその被写体の個性を写しながら、学生生活を終えて社会に出ても、決まった仕事に就くことなく、ただ外へ出て写真を撮るという不安定な生活を送る作者と世界との距離が象徴的に写されています。




3/31 Mさんに手紙。タイトル「春は曙」にしようかと思いつく。DM用写植原稿入稿。今日は片付く日。スペース21で川村浪子見て上野へ。急行八甲田。(当時のメモより)

 1989年。年明けに昭和が終わった。春、長きにわたる学生生活に終止符を打った。消費税が始まった。国内のあちこちに出かけては写真をたくさん撮った。この年、個展、グループ展を合わせて10回やった。

 「春は曙」と題した連続展をなぜこのタイトルにしたのかどうしても思い出せない。ちょうど春だったからかもしれないし、口の端にのぼった言葉に気持ちがシンクロしたのかもしれない。どこへ行くかも何を撮るかもつよく決めていたことはひとつとしてなく、流れや勢いや絡みや逃げなどが針を動かしていたような気がする。学生生活を終えて就職するわけでもなく就職活動をするわけでもなく、手に職があるようなないような不安定な生活のなかで、それでも撮影をかなり優先していたことがわかる。

 暗室は独学で、全紙の印画紙での展示が多かった。狭い部屋で工夫を凝らしロール印画紙を暗闇の中でカットしたことも朧げに記憶している。「春は曙」の3回の展示に加え、その延長上にある作品も含めて1年間を見返すこととした。今回の展示はニュープリントであるが、久しぶりにベタ、ネガ、当時のバイテンと向き合って、あきらかにここが出発点であったことを再認識した。わたしにもこんな青い春のような時間があったのだと。

楢橋朝子




楢橋 朝子(ならはし あさこ)

東京生まれ。早稲田大学第二文学部美術専攻卒業。

1980年代半ば、森山大道のワークショップ「フォトセッション」に参加。1989年に初の個展「春は曙」を開催。翌年、自作の発表の場としてギャラリー、03FOTOS(1990-2001)をオープンした。97年に初の写真集『NU・E』、2003年にはカラーのスナップショットによる写真集『フニクリフニクラ』を刊行。2000年ごろより、のちに『half awake and half asleep in the water』(2007年)としてまとめられ、またその後も『Ever After』、「近づいては遠ざかる」などに続いていく、水の作品の撮影を始める。『half awake and half asleep in the water』は出版後に大きな反響を呼び、以降、国内外問わず個展や企画展、写真集の出版などを軸に、インディペンデントな活動を続けている。日本写真協会新人賞(1998)、写真の会賞(2004)、東川賞国内作家賞(2008)を受賞。




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2023.2.1(水) - 3.18(土)

月-土 11:00-18:00
日・祝日 展示のない土曜日 休館

106-0044 東京都港区東麻布2-3-4 TKBビル3F





# by higashikawa_blog | 2023-02-03 09:59 | 受賞作家関連

マイケル・ケンナ氏 展覧会「Philosopher's Tree II」


東川賞受賞作家 展覧会のお知らせ

K.O.N.G. Galleryにて、マイケル・ケンナ氏の展覧会が開催中です。


Philosopher's Tree II

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2023. 1.28 - 2.25
K.O.N.G. Gallery




# by higashikawa_blog | 2023-02-03 09:55 | 受賞作家関連

雑誌『写真』 vol.3「スペル/SPELL」


ふげん社より、雑誌『写真』 vol.3「スペル/SPELL」が出版されました。
歴代受賞作家 川田喜久治氏、オノデラユキ氏、白石ちえこ氏の作品が口絵に使われております。


雑誌『写真』 vol.3「スペル/SPELL」

雑誌『写真』 vol.3「スペル/SPELL」_b0187229_07432838.png


以下リンクより

人は太古の昔から、言葉とともに生きてきました。

言葉によって意思や感情、想起する物事を他者へと伝達し、

生きていくことは、言葉を話したり聞いたりすることと分かちがたく、

それらの歩みは人の歴史そのものとも言えます。

そして、絵画についで近代に生み出された写真は、

言葉に取って代わるほどの共感性、瞬発性を有するビジュアルコミュニケーションツールとなり、

さまざまに変容しつつ、互いに補完関係を保ちながら存在してきました。

現在、インターネットを中心としたデジタル情報社会では、

言葉も写真もかつての威厳を失い、軽く、速く、遠くへと、瞬時に世界中を飛び交い、

ネット上の中空をノイズのように漂っています。

雑誌『写真』第三号では、写真と言葉の復権に着目し、

テーマを「スペル」としました。

スペルは、日本語では文字を綴ることを意味する「spelling」と同義で広く使われていますが、

英語では呪文や魔力といった意味を含む単語とされています。

写真も儀式めいた手法によって目にしたものを切り取り、

人々に伝播していく感染呪術のようなものなのかもしれません。

人は言葉なしに写真を考えたり、語ることはできず、

写真と言葉はどちらも世界との距離を示すツール、記号であると同時に、

その連なりが人と人とを結びつけ、時には人々の心を揺るがし、

世界を覆う多様性、複雑さをつなぎとめる力を含んでいます。

今号では、写真と言葉の関係が歴史的にどう展開してきたかを示しつつ、

現代日本写真をめぐる新しい糸口を提示します。

誰もが気軽に写真を撮ることができるようになったいまだからこそ、

写真家が紡ぐ言葉、写真の周辺で語られる言葉、写真そのものが語りかけるものなど、

今号で紹介する写真と言葉が魔力となって、次なるアクションの一つの契機となれば幸いです。

編集長 村上仁一




[口絵]

川田喜久治 Kikuji Kawada

宇田川直寛 Naohiro Utagawa

オノデラユキ Yuki Onodera

草野庸子 Yoko Kusano

熊谷聖司 Seiji Kumagai

白石ちえこ Chieko Shiraishi

吉増剛造 Gozo Yoshimasu

[LONG ESSAY]

打林俊/飯沢耕太郎/大竹昭子/岡崎武志

[INTERVIEW]

アレック・ソス(聞き手=速水惟広)

[SPECIAL]

柴崎友香(小説) × 鷹野隆大(写真)

書き下ろし短編「その人には見えている場所を見てみたいって思うんです、一度行ったことがあるのに道がわからなくなってしまった場所とか、ある時だけ入口が開いて行くことができる場所のことを考えるのが好きで、誰かが覚えている場所にもどこかに道があるんじゃないかって、と彼は言った」

[CROSS TALK]

雑誌『スピン / spin』編集長・尾形龍太郎 × 雑誌『写真』編集長・村上仁一

渡部さとる × 西田航

[ESSAY]

阿古真理/小髙美穂/三好壮太郎/日比麻音子/しりあがり寿/広瀬勉/野崎歓/ガンダーラ井上/吉田隼人/柳本尚規

[BOOK]
T&M Projects
スタンダードブックストア
MiTTS FINE BOOK STORE
長崎次郎書店


王露 新作写真集『Frozen are the Winds of Time』

[review]

タシロユウキ





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発行:2023年1月20日

仕様:A5判変形

定価:2,700円(税別)

発行:ふげん社

制作:合同会社PCT






# by higashikawa_blog | 2023-02-02 07:45 | 受賞作家関連

石川直樹氏 展覧会「TOP END7 三好大輔×石川直樹 映像・写真展」


東川賞受賞作家 展覧会のお知らせ

ゆめホール知床にて、石川直樹氏の展覧会が開催されます。


TOP END7 三好大輔×石川直樹 映像・写真展

石川直樹氏 展覧会「TOP END7 三好大輔×石川直樹 映像・写真展」_b0187229_12175889.png

以下リンクより

昭和時代の斜里を記録した
8mmフィルムを1本の映画に仕上げた
「斜里 昭和ノ映写室パート1&2」
(三好大輔監督)を
2023/2/18(土)、2/19(日)
ゆめホール知床で再上映します!

今回は2/18(土)〜2/26(日)
写真家・石川直樹さんの
写真展も同時開催。

知床斜里の今昔を、
二つの視点から再発見してください!




上映スケジュール>

2/18(土)
 13:30 パート1上映
 14:30 パート2上映
 15:20 アーティストトーク
    (三好さんと石川さん)
 17:00 パート1上映
 18:00 パート2上映

2/19(日)
 10:00 パート1上映
 11:30 パート2上映
 13:30 パート1上映
 14:30 パート2上映

すべての回が入場無料で、申込不要です。

※感染症対策のため
マスク着用と手指消毒の
ご協力をお願いします。



<パート1見どころ>
・閉校になった越川、以久科小の運動会
・産業会館での結婚式
・廃線になった国鉄根北線の最後の日

<パート2見どころ>
・斜里高校「斜高祭」パレード
・漁民運動会
・知床半島先端部ルシャの番屋の記録
・農作業風景
・音楽家・寺尾紗穂さんによる音楽



*****************************
2023年2/18(土)〜2/26(日)
月曜休館
9時00分~22時00分
ゆめホール知床
〒099-4113 北海道斜里郡斜里町本町4番地



# by higashikawa_blog | 2023-02-01 12:25 | 受賞作家関連
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Higashikawa photo Award


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